最終更新日2011年4月22日

市民の皆さんへ心温まる、力強いメッセージを寄せてくださいました

長渕悦子さんと橋本市長 歌手の長渕剛さんが、須賀川市民の皆さんへ心温まる、力強いメッセージ(散文詩)を寄せてくださいました。 このメッセージは、平成23年4月7日、奥様で元女優の悦子さんが本市を訪れ、多くの支援物資を届けられた際に、橋本市長に手渡されたものです。

力強い文字の一つひとつに、須賀川市民の皆さんに対する長渕さんの熱い思いが込められています。


ザリガニ


俺は福島が好きだ

7年前に須賀川へ
家族で行った

ザリガニを追いかけた

川で泳いだ

朝の畑で青いピチーンと
光るトマトに噛ぶりついた

子供と夕焼けの
空いっぱいのトンボを追いかけた

家根の上によじ昇り
「しあわせになろうよ」の歌を
書いた

泥のついたシューズを
さらにはきつぶし
山寺まで冒険した

カエルが鳴いてた

俺は生き生きと 俺の中の少年に
吠えた ウォーッ、ウォーッと
吠えてみた

するとまた生き生き
してきた

ザリガニを左手で掴み
右手に筆を持った

サーッと絵を描いた

ザリガニが俺をにらんだ
俺もザリガニを睨みつけた

すると ザリガニが俺にこう言った

「おい、わしらな

 泥にまみれて 泥噛んで
 ここまで生きて来たんぞ!

 それを今さら出て行けと
 ぬかすんかいや
 ぬかすんかいや!!」

俺はますます生き生きしてきて
俺もやつといっしょに叫んだ

『それを今さら出て行けと
 ぬかすんかいや!!』
『ぬかすんかいや』

あぁ私のふるさとよ
須賀川よ

大地よ 夕焼けよ

私も負けない 私たちも負けない

「今さら出ていけと
 ぬかすんかいや」

そう叫びながら また
ゲロゲロ ガーガー 泥にまみれて
立ち上がんぞ!!

先人たちの開拓に
敬意を払い

またザリガニを
生かしてやらにゃ

須賀川に灯があるから
俺はそこで眠る

福島に 押し黙ったまんまの怒りがあるから
俺はそこで目を覚ます

ゲロゲロ ガーガー
グーガー グーガー
カエルはどんどこ太鼓を鳴ら

トンボはビュンビュン太陽を舞い
何やらザワザワ息づいて

生き生き生き生き俺も泣き
生き生き生き生きまた笑う

福島のみんな
俺は福島が大好きだ

いっしょに
いっしょに立ち上がろう

2011年4月6日
長渕 剛
掲載の記事・写真等の転載を禁じます。

担当

須賀川市災害対策本部
電話0248-75-1111