ページ番号1006178 更新日 令和6年11月6日
イベントカテゴリ: まつり・催し物 、 文化・芸術 、 趣味・教養
毎年11月の第3土曜日に国指定名勝「須賀川の牡丹園」において、天寿を全うした牡丹の古木や折れた木を供養する行事です。
夕闇の中に、かすかな香りを漂わせながら燃え上がる青紫色の焔は、牡丹の精を思わせ、余情的な雰囲気を醸し出します。
牡丹焚火は、昭和53年(1978)に、冬の季語として俳句歳時記に収載され、平成13年(2001)には、環境省の「かおり風景100選」に選ばれました。
令和6年11月16日(土曜日)
午後1時から
須賀川牡丹園
一般の方
須賀川市、桔槹吟社、公益財団法人須賀川牡丹園保勝会
須賀川茶道連合会
始まりは、蜿タ牡丹園と呼ばれていた大正時代初め頃にさかのぼります。
園主だった蜿タ源太郎は、栽培管理の傍ら俳句を嗜み、俳号を破籠子(はろうし)といいました。
当時、蜿タ家では園内から出る牡丹の古木を供養するため、地元の親しい俳人らを招いてひっそりと焚いていました。
吉川英治は、小説「宮本武蔵」風の巻”牡丹を焚く”に牡丹焚火を取り上げ、武蔵が牡丹の木で暖をとる情景を細やかに描写しています。
これは「宮本武蔵」を執筆中の吉川英治が、須賀川に訪れた時に園主・源太郎が、牡丹の木を焚いた光景に思い入れを強めたところから執筆したといわれています。
須賀川の牡丹の木のめでたきを炉にくべよちふ雪ふる夜半に (北原白秋)
北斗祭るかむなき心牡丹焚く (蜿タ破籠子)
煙なき牡丹供養の焔かな (原 石鼎)
手を帯に牡丹焚火に立たれしが (矢部榾郎)
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