令和7年度須賀川市俳句ポスト年間特選句の画像

一般の部

年間特選句

牡丹賞

小さきはみそかんぷらかござの端

山田 啓市 福島県須賀川市

 

年間秀逸句

赤松賞

菜園は婆の楽園花菜摘む

有馬 澄子 福島県須賀川市

 

 

翡翠賞

遠ざかる青田の中の生家かな

関根 邦洋 福島県須賀川市

 

子どもの部

年間特選句

ぼたん賞

あさがおのつるとわたしがてをつなぐ

長田 茉十禾 須賀川市立西袋第一小学校1年

 

あかまつ賞

ハンモック空もいっしょにうごいてる

水戸 聖稀 須賀川市立第一小学校6年

 

かわせみ賞

赤かぼちゃ木魚みたいな音がなる

小山 陽葵 須賀川市立西袋第二小学校4年

 

選者賞

<江藤文子選>

とうちゃんの空ちょうふくきる夏休み

鈴木 彪真 須賀川市立第一小学校5年

 

<深谷栄子選>

風りんのりりりりりらと風の中

大橋 こころ 須賀川市立仁井田小学校5年

 

<金子秀子選>

カブトムシあさのもりの木くろびかり

伊藤 謙三郎 須賀川市立第一小学校3年

 

<高市 宏選>

ゆきあそびはしってころんでまたわらう

大木 奏夢 須賀川市立第一小学校1年

 

等躬賞

須賀川市立第一小学校

 

牡丹賞

小さきはみそかんぷらかござの端 山田 啓市

作者より

今回の受賞は嬉しい驚きです。四年前の退職後は専ら囲碁と俳句をやってます。(じじいらしい趣味)思えばこの二つは祖父の道楽でした。父は相撲が好きでしたが、私もこの頃よく見ます。同じようなことをするものです。
最近楽しいのはHANAの動画を見ること。七人が、みんな違っていいのよこれが。ちなみに推しはマヒナです。※HANA女性音楽グループ
この句について。畑で掘ったジャガイモを納屋でゴザの上に広げます。小ぶりなものは端に寄せ、大きいものを袋に入れて食材として保管します。小さいものを味噌かんぷらにしますが、これが大好きでした。 

選評

「かんぷら」は現在はあまり使われなくなった語かも知れませんが、福島県特に県南地方の方言で「じゃがいも」のこと。「みそかんぷら」は小さなじゃがいもに甘味噌をからんだ郷土料理。

掘ったじゃがいもがござに置かれています。その中の小さい薯は端において置きました。それはみそかんぷらにでもしようかと思ったのでしょう。言っているのはただそれだけです。でもその十七音の中に、みそかんぷらの懐かしい響き、ござの語の響きと相まって、小さな物、小さな事の幸せが伝わってきます。身近な事を感じた通りに詠んで成功した一句と思います。

<桔槹吟社代表 江藤文子>

ぼたん賞

あさがおのつるとわたしがてをつなぐ 長田茉十禾 須賀川市立西袋第一小学校1年

 

作者より

わたしは、小学校であさがおをそだてて、かんさつをしました。なつやすみにおうちにもってかえるとき、あさがおのつるがわたしにからまってきました。
あさがおにはいっぱいつるがあります。そのつるひとつひとつが、あさがおの手のように見えます。なので、おうちにもってかえるとき、なかよく手をつないで、いっしょにかえっているように見えたので、このくをよみました。ぼたんしょうをとれて、とてもうれしいです。

選評

あさがおは小学校一年生の夏休みの課題かだいですね。どんどん成長せいちょうしてあなたの背丈せたけをこすほどになった時、ひゅるひゅる伸びたつるがすっと手を伸ばしてきたのでしょう。思わず手をつなぎたくなります。共感きょうかんです。よく見るということがこの佳句かくを生みだしました。

<桔槹吟社同人 深谷栄子>

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