令和3年度須賀川市俳句ポスト年間特選句「白もまた燃ゆる色なり白ぼたん 良州」「おもいっきり紙ひこうきを夏空へ 心」

令和3年度須賀川市俳句ポスト年間特選・秀逸・入選句および年間優秀校

一般の部

年間特選句

牡丹賞

白もまた燃ゆる色なり白ぼたん

大澤良州 埼玉県鴻巣市

選評

牡丹の事だけを詠んだ一句一章と言われる作り方です。このような作り方だと皆同じような類想、類句になってしまうことが多いのですが、この句はそれを脱しています。「白」のイメージが燃える色と独自の目を持って表現されているからです。白牡丹の持っているものは清楚で儚いということばかりではなく、白の中にある真の強さに、この句を読んだ誰もが気づかされることでしょう。静かな一句のたたずまいですが、その中に生きる力を感じます。(桔槹吟社同人 江藤文子)

年間秀逸句

赤松賞

ひとり来て秋のふかまる牡丹園

安藤スミ子 福島県須賀川市

翡翠賞

時空超え芭蕉に触れる秋の空

渡辺まり子 福島県須賀川市

子どもの部

年間特選句

ぼたん賞

おもいっきり紙ひこうきを夏空へ

五十嵐心 福島県須賀川市立仁井田小5年

選評

健康的でさわやかな気持ちのよい句です。夏空へ鮮やかに飛ばす紙飛行機、見上げている少女の眩しげな表情。たった十七文字の中にたくさんの内容が盛られています。俳句は省略の文学と言われます。いらない言葉はできるだけ省いて、それでいて言いたいことを表現する、この句からそのことをあらためて考えさせられました。(桔槹吟社同人 深谷栄子)

年間秀逸句

あかまつ賞

校庭に子ども百人暑い夏

須藤楓真 福島県須賀川市立柏城小5年

かわせみ賞

うんどうかい校ちょう先生とジャンケンポン

関晶太 福島県須賀川市立柏城小2年

年間入選句

  • かまきりがりょうてをあげてブイサイン
    佐藤心 福島県須賀川市立阿武隈小2年
  • 手のひらに空気のおもみ紙風せん
    佐久間七菜 福島県須賀川市立柏城小4年
  • 雪の朝線路みたいな通学路
    木船 蒼 福島県須賀川市立白方小5年
  • 春の風だれかとずっとはなしてる
    有馬百恵 福島県須賀川市立柏城小6年
  • くつひもにくやしさのこる運動会
    小林桃佳 福島県須賀川市立柏城小6年
  • 朝早くストーブ係は動きだす
    根本悠陽 福島県須賀川市立仁井田小6年
  • 金色に猫の毛光る初日の出
    渡邉心花 福島県須賀川市立白江小6年

年間優秀校

等躬賞
  • 福島県須賀川市立柏城小学校
  • 福島県須賀川市立仁井田小学校

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