令和5年度須賀川市俳句ポスト年間特選句の画像

歴代受賞句

令和5年度須賀川市俳句ポスト年間特選・秀逸・入選句および年間優秀校

一般の部

年間特選句

牡丹賞

この路地にかつてだんご屋牡丹咲く

塩田和子 福島県岩瀬郡鏡石町

選評

俳句は作者の手を離れて一人歩きをすると言われます。掲句を読んだ時、読者の脳裏にはそれぞれの路地、それぞれのかつての団子屋が思い浮かびます。また、読者のその時の心情によっても、俳句から受ける感じが違ってくることでしょう。
移りゆく世、変わらずに美くしく咲く牡丹、そして懐かしい路地。俳句は作者の意図を超え、読み手の中で動き出すのです。そういった意味でも、読者に多くの事を想像させ、郷愁を誘う掲句は見事というべきでしょう。(桔槹吟社同人 深谷栄子)

年間秀逸句

赤松賞

内側へ子も輪を作る盆踊

関根邦洋 福島県須賀川市

翡翠賞

すれちがふ農夫野焼の臭ひかな

三瓶紀子 福島県須賀川市

子どもの部

年間特選句

ぼたん賞

ナイスボール兄に言われた冬うらら

中島誠人 須賀川市立第一小学校6年

選評

兄弟でキャッチボールの一齣(ひとこま)でしょう。最近はこのような風景もあまり見られなくなってきています。俳句の作り方としては、ある事柄に季語を取り合わせた二句一章と言う形で作られています。
さすがに六年生ですね。ある事柄「ナイスボール兄に言われた」と季語「冬うらら」との取り合わせです。お兄さんにナイスボールと言われた嬉しさが冬うららという季語に全部入っているのです。兄と弟の関係が温かく詠まれました。(桔槹吟社同人 江藤文子)

あかまつ賞

やえざくら昇降口を照らしてる

矢部愛音 須賀川市立白方小学校六年

かわせみ賞

のぼりぼうなつのそらまでのぼりたい

熊耳功成 須賀川市立阿武隈小学校二年

年間入選句

  • さむいあさふとんのしまにすみたいな
    磯崎柊有 須賀川市立第三小学校一年
  • さざんかと犬とわたしがおどってる
    金子真奈 須賀川市立第二小学校三年
  • 葉の上でシャクトリ虫が山になる
    鈴木優奈 須賀川市立第一小学校四年
  • すだれからちがうけしきがみえている
    近藤朱々花 須賀川市立阿武隈小学校四年
  • よく見える冬の空気のうつみね山
    鈴木陽介 須賀川市立第一小学校五年
  • カワセミを双眼鏡でのぞく夏
    橋本茉衣子 須賀川市立第二小学校五年
  • 夏ざしき昔のようなにおいだな
    森山未結 須賀川市立第一小学校六年

等躬賞

須賀川市立第一小学校

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