上人壇廃寺跡の「本質的価値」について考える

会議室で、L字型に配置した長机の席に複数の男女が着席し、中央に立つ男性が、資料を手にした参加者たちに向かって発言している写真

令和3年11月15日、国史跡上人壇廃寺跡整備委員会第3回活用部会を開催しました。今回は、上人壇廃寺のもつ価値の保存を前提に、どのように整備し、活用していきたいかについて意見を出し合います。アドバイザーとして上人壇廃寺跡整備委員会委員長の佐川正敏先生(東北学院大学教授)と委員の荒木隆先生(じょーもぴあ宮畑学芸員)に同席いただき、事務局からの説明や活用部会委員からの意見に対してコメントをいただきながら進めていきました。

会議室で、マスクを着用した女性がモニターに映し出された空撮画像を指さしながら、参加者に説明をしている写真

事務局からは、唐古鍵遺跡(奈良県田原本町)、尼寺廃寺跡(奈良県香芝市)など西日本の史跡公園の実例を画像で紹介し、遺構をどのように保護・表現し、活用のためにどのような設備が設けられているか等を説明しました。また、上人壇廃寺跡の出土遺物や主要な遺構など、史跡公園として保存し活かしていくべき「本質的価値」を考えるための要素を改めて紹介しました。

活用部会委員からは、奈良時代の寺院跡という歴史と落ち着きを感じる環境を公園に残してほしいという意見が多く聞かれました。また、駅から史跡が見えることで、「通路や駅舎に説明板を設置するなど、駅から史跡の概要がわかるようにしてはどうか」、中学校が近いことで「公園を通って安全に通学できればいいのではないか」など、様々な意見がでました。

現在は史跡へ向かう道路が複雑で、史跡の内容がわかる看板もほとんどなく、現地に行っても何もわからない状態となっているなど、課題が多くあります。上人壇廃寺跡の「価値」をもっと多くの人に時間をかけて知ってもらう活動を検討していきます。

ホワイトボードに「個人でこう利用したい」と手書きされた文字の下に、様々な利用アイデアが書き込まれた複数の黄色の付箋が貼られている写真

この記事に関するお問い合わせ先

文化振興課
〒962-8601 須賀川市八幡町135

電話番号

  • 文化振興係:0248-88-9172
  • 文化財係:0248-94-2152
  • 特撮文化推進係:0248-94-7174

ファクス番号:0248-94-4563

メールフォームによるお問い合わせ