個人蔵
この笈はもと清水山行法寺に伝えられたもので、室町時代の修験者(しゅげんじゃ)などが用いた箱笈(仏具・衣服・食器などを入れて背に負う箱)です。
大きさは柱高75.8センチメートル、間口69.3センチメートル、奥行35.5センチメートルで、物を入れる部分は三段造りに扉は観音開きになっています。
脚は前面部の二脚だけという珍しい構成です。
扉両側の羽目板(はめいた)に桝形格子(ますがたこうし)の地文(じもん)を彫り、花先(はなさき)風の刳形(くりがた)を横連子(よこれんじ)に扱った鎌倉彫り式の彫刻が施されています。
扉にはそれぞれ丸い輪郭をとり、その中に桐文を彫刻し金箔を押すといった格調高いものです。総体は黒漆塗りですが、柱の削面(そぎめん)、地文、刳形の部分は朱漆が塗られています。
指定・種類
県指定 重要文化財(工芸品)
員数
1背
所在地
北町
所有者等
個人
指定年月日
昭和42年12月8日
この記事に関するお問い合わせ先
文化振興課
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