分野1 ひと
続きまして、「政策1-4健康で安心して生活できる環境の充実」についてであります。
「病気の予防と早期発見・早期治療の推進」については、本市の総医療費の約5割を生活習慣病が占めることが、市民の大きな健康課題となっております。引き続き「市第2次健康増進計画」に基づき、各種健康診査やがん検診などの受診率向上を図るとともに、健康教育・健康相談などの各種施策を推進し、生活習慣病の発症や重症化予防に努めてまいります。
次に、「フレイル予防・介護予防の推進」については、高齢期になっても心身ともに自立し、健康的な生活を送るうえで、フレイル予防・介護予防の取組は大変重要であります。このため高齢者一人ひとりが、豊かな経験と知識・技能を生かしながら、活動的で生きがいを持ち、健康で自分が望む生活を送れるよう、フレイル予防のポイントである「運動」「バランスの良い食事」「口腔機能の維持」「社会参加」の重要性を「通いの場」などを通して啓発するとともに、フレイルになっても身体機能が回復できるよう、早期のリハビリテーション導入に向けた取組を進めてまいります。
また、高齢者が主体的に活躍できるボランティア活動への支援などを通した社会参加の場を拡充するなど、健康寿命の延伸に向け、フレイル予防・介護予防の取組を推進してまいります。
次に、「地域医療体制の充実」については、本市を含む県中地域では、将来的に、医師の高齢化や後継者不足に伴い、身近なかかりつけ医の減少や、救急医療の受け入れが困難な状況になることなどが危惧されており、安定した医療体制を確保することが喫緊の課題となっております。
このため、引き続き、公立岩瀬病院や福島県立医科大学、須賀川医師会など関係機関と連携して医師の安定的な確保に努め、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、今後も地域医療体制の充実を図ってまいります。
次に、「保険制度の適正な運営」については、健康づくりや介護予防につながる保健事業の実施、適正受診の啓発などにより、保険制度が適正に運営されるよう努めてまいります。
続きまして、「政策1-5ともに支えあう福祉社会の推進」についてであります。
「高齢者福祉の推進」については、いわゆる団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、本市においても、高齢化率が30%、約3人に1人が65歳以上になるなど、超高齢社会を迎えております。
「市第10次高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画」が最終年度となることから、65歳以上の人口がピークを迎えるとされる2040年代前半に備えた中長期な視点での取組を検討してまいります。
具体的には、まだ以前の暮らしを取り戻せる可能性を持つ軽度の要介護認定者への機能回復に向けた取組や多様な主体によるサービスの確保など、「地域包括ケアシステム」のさらなる充実に向けた取組を推進してまいります。
特に、後期高齢者数の増加に伴い、今後も、要介護認定者数の増加や介護サービスにかかる介護給付の増大が見込まれることから、必要なときに安心して介護サービスが利用できるよう、介護人材の確保に努めながら介護サービスの質を向上させ、適正なサービスの提供を図っていく考えであります。
また、医療と介護の両方を必要とする高齢者が、住み慣れた場所で自分らしい生活を送れるよう在宅医療・介護連携の強化に努めるとともに、ACP(エーシーピー:人生会議)の普及・啓発など、人生の最終段階のあり方や看取りを考える機会の確保に努めてまいります。
次に、「障がい者福祉の推進」については、障がいがある人もない人も、お互いを尊重し合う共生社会の実現に向け、「市第4次障がい者計画」及び「市第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画」に基づき、引き続き関係機関と連携、協力しながら、地域生活支援拠点事業など各種事業に取り組んでまいります。
次に、「自立して暮らせる福祉の推進」についてでありますが、複雑化・複合化している課題や、多様な支援ニーズに対応していくため、「市重層的支援体制整備事業実施計画」に基づき、高齢、障がい、子ども、生活困窮など各福祉分野の支援機関との協働支援を推進しながら、早期自立に向けた各種事業に引き続き取り組んでまいります。
次に、「多様性を認め合う社会の実現」については、社会のあらゆる場で人々が平等に参画でき、お互いの人権を尊重しあいながら、自分らしい生活を送ることのできる社会の構築が重要であります。
このため、「すかがわ男女共同参画プラン21第4次計画」に基づき、性別にかかわらず能力を発揮できる男女共同参画社会の実現を目指し、関係機関と連携、協力しながら、各種事業に取り組むとともに、SDGsの17の目標の一つである「ジェンダー平等」や「多様性社会」の実現に向けた啓発活動に取り組んでまいります。
特に、本年4月からは、女性相談支援員を配置し、困難を抱える女性の相談に応じ、適切な支援や情報提供に努めてまいります。