はじめに
本日ここに、令和8年9月市議会定例会が招集となりましたところ、議員の皆様には公私ともご多用のところ、ご参集をいただき、本日から25日間の予定をもちましてご精励いただきますこと、誠にありがとうございます。
冒頭に、本年7月28日に発生した「令和8年熊本地震」ならびに今月13日から千葉県を中心に発生した「令和8年8月千葉豪雨」により、お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されたすべての皆様に心よりお見舞い申し上げます。
本市におきましても、被災地の一日も早い、復旧・復興に向け、要請などを踏まえながら必要な支援を行ってまいります。
被災された皆様の一日でも早い生活再建と、被災地の復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
さて、今期定例会におきましては、ただ今一括議題となりました令和8年度一般会計補正予算をはじめ、議案14件、報告4件について、ご審議いただくこととなりますが、提出議案などの説明に先立ち、6月市議会定例会後における市政当面の主な事項について申し上げます。
物価高騰対策
はじめに、「物価高騰への対応」についてであります。
本市では、国の「令和8年度補正予算」に基づき、エネルギーや食料品価格などの高騰の影響を受けている中学生の保護者に対して、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、追加支援を行うものであります。
中学校の給食費につきましては、令和7年度に引き続き、令和8年度も食材高騰分に対する支援をしておりますが、さらに、一人当たり1万9千円を追加支援いたします。
次期総合計画の策定
次に、令和10年度を初年度とする次期総合計画の策定についてであります。
市では現在、次期総合計画を策定する準備を進めております。急速に進む人口減少や少子高齢化、地域コミュニティの希薄化や担い手不足といった社会変動、人口減少社会に適応するための行財政改革の着実な推進などを踏まえ、将来を見据えた、持続可能なまちづくりを目指す計画としてまいります。
これまでに、令和7年国勢調査の結果を踏まえた将来人口推計のほか、第9次総合計画の施策の重要度や満足度を評価いただく市民アンケートに着手しており、今後は、市議会をはじめ、各界各層の代表者などで構成する「総合計画策定審議会」での審議、市民・中高生とともに考えるワークショップの開催など、多種多様なご意見をいただけるよう、様々な取り組みを進めてまいります。
引き続き、対話を通じて、市政に対するご意見を十分にお伺いし、共に次期総合計画を創り上げていくことを目指してまいります。
なお、次期総合計画策定の進捗状況につきましては、随時、市議会に報告するとともに市民に公表し、令和9年12月の完成を目標に策定を進めていく考えであります。
行財政改革
次に、行財政改革についてであります。
行財政改革につきましては、令和7年度から9年度までの3年間を集中改革期間とする、「集中改革プラン」に基づき、経常収支比率の改善及び財政調整基金残高の確保を計画目標として、取り組んでいるところであります。
本プランは、今年度が2年目であることから、これまでの取り組みの進捗状況や成果、今後の見通しなどにつきまして、本定例会において、お示ししてまいりたいと考えております。
また、本プランの取り組み事項の一つである「税外収入の確保・拡大」の推進につきましては、令和9年度から運用開始を目指す新たなネーミングライツ対象施設等について、7月から募集を開始したところであります。
さらに、持続可能な行政経営を継続することを目的に、8月から「須賀川市民間提案制度」の募集を新たに開始いたしました。本制度は、公共施設などの利活用や公共サービスの向上、また、市の財政負担軽減に資する、民間事業者が持つ、アイデアやノウハウを募集し、事業化を図るものであります。
公共施設マネジメント
次に、公共施設マネジメントについてであります。
公共施設マネジメントにつきましては、「第2次公共施設等総合管理計画」及び「個別施設計画」の策定を進めており、公共施設等の効率的な管理や有効活用による「全体最適化」を図ることで、真に必要とされる公共サービスの提供を、将来にわたって維持・確保してまいる考えであります。
計画策定にあたりましては、施設の老朽化や厳しい財政状況、公共施設の再編方針などについて、市民の皆様と認識を共有し、広くご意見を伺うため、10月に市役所及び各行政センターを会場に、計10回の「住民説明会」を開催いたします。
引き続き、効果的・効率的な行政経営の推進及び持続可能な財政基盤の確立に向けて、取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
令和9年度当初予算の編成
次に、令和9年度当初予算の編成についてであります。
地方財政の状況は、企業収益の増加などにより地方税が増加しているものの、歳出において、高齢化の進行などによる社会保障費の増大、地方公務員の給与改定に伴う人件費の上昇、さらには急激な物価高騰など、様々な要因により経常経費が増加し、依然として厳しい状況にあります。
こうした中、本市の令和7年度決算における経常収支比率は、95.8%ととなり、前年度に比べて5.4ポイント改善しております。
これは、令和7年度予算の執行にあたり、市民の皆様にご理解とご協力を頂きながら、経常経費の節減に取り組んだ成果が現れたことも大きな要因ではございますが、それ以上に、景気の上昇基調とそれに伴う賃金の引き上げなどによる、市民税所得割額や固定資産税、普通交付税、地方消費税交付金の増などにより、歳入が大幅に増加したことが一番の要因であり、指標の改善は一時的なものであると捉えております。
このことから、令和9年度当初予算編成にあたりましては、行財政改革取組方針に基づき、計画目標の達成に向け、引き続き、選択と集中により事業を見直しながら、市民生活に直結する重要課題に対し、限りある行財政資源を投じて市民サービスの向上に努めていく考えであります。
今後は、国が公表する地方財政計画を注視しながら、国の支援措置を最大限に活用し、本市が直面する課題解決に向けた、効果的な予算編成に努めてまいります。
大相撲須賀川場所
次に、大相撲須賀川場所についてであります。
去る8月13日、すかがわ「だんぼっち」「ダンボ・ウル」アリーナにおいて、「令和8年夏巡業大相撲須賀川場所」が開催され、県内外から約3千8百名にご来場いただきました。
本市での大相撲巡業の開催は、平成21年以来17年ぶりとなるものであり、本市出身で初の関取となった白熊関をはじめ、約110名の力士が参加し、迫力ある取組や稽古、力士との交流など、大相撲の魅力を間近で感じていただく機会となりました。
17年ぶりとなる今回の開催は、市民にとりまして大きな喜びであるとともに、誇りでもあり、多くの皆様に夢や感動を届けることができたものと考えております。
開催にご尽力いただきました大相撲須賀川場所実行委員会をはじめ、関係者の皆様、そしてご来場いただきました皆様に、改めて深く感謝申し上げます。
中学校休日の部活動地域展開
次に、中学校休日の部活動地域展開についてであります。
本市では、少子化や教員の働き方改革などを踏まえ、生徒の文化・スポーツ活動の機会を将来にわたって確保していくため、本年9月から、休日の部活動地域展開を段階的に進めてまいります。
これまで、地域クラブ活動の基本的な考え方や運営方法を定めたガイドラインを策定するとともに、地域クラブや指導者の募集を進めてきたところであります。
8月18日現在、10種目、14チームの認定地域クラブと、70人の指導者から申請を受けており、今後、生徒の募集も併せて、9月から順次、地域クラブ活動を開始する予定であります。
本市といたしましては、認定地域クラブや認定指導者への支援、情報提供などを通じて、地域の皆様と連携を図りながら、引き続き、持続可能な地域クラブ活動の実現に取り組んでまいります。
松明あかし
次に、「松明あかし」についてであります。
本年度の松明あかしにつきましては、過日開催された第1回実行委員会において、本年11月14日の開催を決定したところであります。
なお、昨年、やむを得ず中止となりました「大松明行列」につきましては、ぜひ復活させたいと考えております。
しかし、この大松明行列を安全かつ盛大に執り行うためには、多くの担ぎ手が必要不可欠であります。市民の皆様をはじめ、関係団体の皆様のあたたかいご理解と多大なるご協力をお願いいたします。
初冬の夜空を赤々と焦がす大松明の勇壮な姿を、市民の皆様、そして全国からお越しいただく皆様とともに、この誇り高き伝統を継承してまいりますので、引き続き温かいご支援とご協力を賜りますようお願いいたします。
以上、市政当面の主な事項について説明を終わらせていただきます。
令和8年8月25日
須賀川市長 大寺 正晃