森に囲まれた敷地内に建つ、緻密な彫刻が施された歴史ある桙衝神社の本殿を保護するように、巨大な三角形の屋根を持つ堅牢な木造の覆屋が全体をすっぽりと覆い、周囲には板塀が巡らされている様子を斜め前から捉えた写真

桙衝神社は、『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』(注釈)に式内社として搭載されている由緒古い神社です。

現在の本殿の建立については、「奉修造奥州宗社磐瀬郡総鎮守桙衝大明神本地十一面観自在菩薩社堂一構」と記す慶安元年(1648年)5月銘の棟札(むなふだ)が保存されています。さらに、同年月の記名のある「祈年祭祓」の末尾の記載から、白河城主松平忠次の命によるものとわかります。

建物は、5.5メートル×5.04メートルの大きさで、切妻の流造(ながれづくり)三間社です。細部には、時代と地方の特色をよく表しています。

本殿に関する棟札は、明治年間までの12枚が保存されていて、修理や屋根替えなどの経過をよく示すとともに、奉行や大工氏名とともに名主の氏名なども記載され、当時の建築物の営繕組織の記録としても重要です。

(注釈)延喜式神名帳…醍醐天皇の命により延喜5年(905年)に作成が始まり、延長5年(927年)に完成した当時、官社にしていされていた全国の神社一覧。

指定・種類

県指定 重要文化財(建造物)

員数

1棟

所在地

桙衝字亀居山・市歴史民俗資料館

所有者等

桙衝神社

指定年月日

昭和51年5月4日

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