相楽等躬直筆短冊

ページ番号1008746  更新日 令和8年1月13日

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指定・種類
市指定 有形文化財(書跡)
員数
2葉
所在地
市立博物館
所有者等
個人
指定年月日
平成30年9月26日

須賀川俳諧の祖といわれる相楽等躬直筆の短冊で、相楽家に伝えられていたものです。

等躬は、中世白河の領主だった結城家の流れを汲む一族で、伊左衛門と称しました。俳号は、等躬のほか、乍憚や乍憚斎、藤躬と号しました。問屋業を営む豪商だった一方、貞門派の石田未得に師事し俳諧を学び、『伊達衣』や『荵摺』などの句集を著わすとともに、東北地方の歌枕を集めた『蝦夷文談抄』も記しています。

また、松尾芭蕉とは旧知の仲であり、芭蕉が宗匠立机した際に行った万句興行に句を寄せています。このことから、芭蕉は『おくのほそ道』の旅の途次、等躬を訪ねるため、須賀川に立ち寄ったと考えられています。

後年、等躬は平城主・内藤義概の次男である義英(露沾)の知遇を得て、しばしば平へ訪れ、正徳5年(1715)露沾の邸宅である高月邸で客死しました。

本資料のうち、「あの辺はつく羽山哉炭けふり」は、前書きに「みちのくの標葉さかひにてよみしを」とあることから、等躬が露沾のもとを訪れた時に詠んだものとされており、等躬の菩提寺である長松院には、この句を刻んだ句碑が残されています。

なお、「梅とんで塵無き水を鏡哉」の句には、前書きに「追悼」とありますが、誰に対しての追悼句であるか、現時点では分かっていません。

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