カフェ経営 齋藤さん

ページ番号1006060  更新日 令和2年8月31日

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群馬県出身 カフェ経営 齋藤佑二さん
宮崎県出身 ホームデザイナー 齋藤 絵理紗さん

斎藤さん家族写真

須賀川に移り住んだきっかけと須賀川を選んだ理由は何ですか?

佑二さん

 佑二さん

 須賀川に移り住んだのは妻が先でした。妻とは大学時代に東京で知り合いました。
 妻は、東京の就職説明会に来ていた須賀川のリフォーム会社の社長と意気投合し、就職したことがきっかけです。私も、時々福島に遊びに来ているうちに、いいところだと思ったので2010年5月に移住しました。
 そのあとすぐ、東日本大震災があって、様々な問題に直面しましたが、自分は須賀川のために少しでも役に立てればと思い、須賀川に残りました。
 東京から越して来て、最初の仕事は広告の営業をしていました。
 しかし、自分で作ったものをお客さんに届ける仕事がしたいという思いから、好きだったコーヒーを仕事にしました。
 最初から店を持ったわけではなく、「rojima(ロジマ)※1」などイベント出店から始め、そして、創業を考えていたタイミングに「市民交流センター tette※2」内のチャレンジショップの募集があって、tetteのオープンと同時の2019年1月に出店する運びとなりました。

店の様子

 店名である「Ordinary Coffee (オーディナリーコーヒー)」の由来は、スペシャルティコーヒーが普通に飲める社会にしたいという思いからです。
 スペシャルティコーヒーとは、美味しいことはもちろんですが、栽培、生産、品質管理などが適正に行われているコーヒーのことを言います。そこには、「コーヒーの値段を安く抑えるために、生産者が安く買いたたかれることがないこと」という2015年に国連で採択された「SDGs※3」の理念も含まれています。
 Ordinary Coffeeは、安心で美味しいコーヒーをその背景も含めて提供させていただく専門店です。

 ※1 路地deマーケットの略。主に毎月第2日曜に、市街地の路地やその周辺の空き家などを利用し、手作りのアクセサリーやこだわりのセレクト品を販売するイベント
 ※2 東日本大震災からの「創造的復興」や中心市街地のにぎわい創出などを目的に整備された図書館や子育て支援施設などの複合施設
 ※3 持続可能な開発目標の略。2015年9月の国連サミットにて、全会一致で採択された2030年を年限とする世界全体の達成目標。「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包括性のある社会の実現のため、17のゴールとその下に具体的な169のターゲットが設定されている。

須賀川の好きなところは?

絵理紗さん

 絵理紗さん

 須賀川は野菜が美味しく、「はたけんぼ※4」によく行きます。また、安くて美味しいお店も多いですね。
 私は「坂」が好きで、須賀川は「坂のまち」としても知られていて、眺めが良いところが多いです。我が家も高台に建てていて、とても気に入っています。
 tetteも、図書館や子ども遊び場が併設されていて、子育て中にはとてもありがたい施設です。tette以外でも、子育てに関連した施設や支援が充実していて、子育てがしやすいと思います。
 須賀川は、交通事情も東北自動車道が通っているし、新幹線と在来線で、東京まで2時間弱で行けて、とても交通の便がいいのも魅力ですね。都会過ぎず、自然豊かで緑が多く、とても癒される環境です。

 ※4 JA夢みなみが運営する農産物直売所。市内の農家が自家生産した野菜、果物、花卉等を販売している。

移住して困ったことは?

 絵理紗さん

 宮崎と比べて寒いことが初めは辛かったです。スタッドレスタイヤも知らなかったくらいでした。
 夫も私もお互いの実家が遠方なので、子育てで頼る人がいないことが辛いところですが、地域で暖かく見守ってもらえているような気がします。どちらかというと、移住してよかったことの方が多いです。

移住を考えている人へのメッセージをお願いします。

 絵理紗さん

 新型コロナウイルス感染症の影響もあり、自宅で子ども達の面倒を見るため、14年務めた会社を退職しました。そして、現在、インスタグラムなどで「everythank home(エブリサンクホーム)」という屋号で、ホーム デザインの仕事を請け負っています。主に、お客様と業者の方の間に入り、お客様のイメージや要望などを業者の方に伝えています。
 仕事がないから地方を避けている人もいると思いますが、仕事は自分たちで作ってしまえばいいと思っています。とりあえず、気軽に住んでみてはどうでしょう?
 田舎は、年配の人が多いイメージだと思うのですが、若い人も意外と多いですし、自分と似た考えを持った人にきっと出会えると思います。
 自分たちも、主人がカフェを経営するようになって、新しいつながりができ、フィーリングが合う人達と自然と出会えるようになりました。
 よく、地元だと、「どこの中学(高)校出身?」とか話題になったりしますが、そういうしがらみがないので移住者って意外と楽ですしね。
 ぜひ、一緒に楽しいことをやりましょう!

  • 店の様子
  • コーヒー豆
  • ロゴカップ

このページに関するお問い合わせ

企画政策部 企画政策課
〒962-8601 須賀川市八幡町135
電話番号:0248-88-9111 ファクス番号:0248-75-2978
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