田んぼダムとは

田んぼダムは、水田が有する貯水機能を利用した取り組みであり、大雨の際、一時的に雨水を貯留することにより下流への水量を調整し、下流域の浸水被害の軽減を図る手法です。

図:「田んぼダム」をしなかった場合と「田んぼダム」をした場合を比較したイラスト

経緯

市内を流れる準用河川笹平川下流域では、これまで度重なる浸水被害を受けており、対策が求められてきました。
浸水被害の原因の一つに、台風やゲリラ豪雨時の河川や水路の急激な水位上昇が考えられることから、市では河川改修事業に併せ、笹平川の上流域にある水田に着目し、田んぼをダムのように出来れば、河川への流入量を抑制しながら、浸水被害の軽減が可能ではないかと考え「田んぼダム」の取り組みに着手しました。
これまで新潟県見附市における先進事例を調査するなど、実証に向けて、日本大学工学部と共同で調査・研究を進めております。

水位調整管設置状況

平成29年4月20日(木曜日)に地元の西川地域資源保全会と学生の協力のもと、田んぼの排水口に水位調整管の設置を行いました。
水位調整管の取り入れ口は15センチメートルですが排水側は5センチメートルにしぼられており、雨水を田んぼに一時的にためて時間をかけ少しずつ排水するため、河川や水路の急激な水位上昇を軽減させることが期待できます。

位置図 (Jpeg 1.3 MB)

屋外の山林に近い開けた場所で、作業着などの服装をした複数の男性たちがスコップを使い、協力しながら土を掘り起こして地面に穴を開ける作業に取り組んでいる様子を捉えた写真

作業状況

日当たりの良い山林の境界付近にて、作業服などの服装した複数の関係者が横1列に並び作業完了した場所の前で記念撮影を行っている様子の写真

作業完了

未舗装の道路脇にある緑豊かな草地の斜面に、四角い排水口が設置されており、そこから濁った水が手前の平坦な地面へと流れ出している様子を捉えた写真

貯留状況

雨量計及び水位計の設置

平成29年6月29日(木曜日)に日本大学工学部と第一回共同研究打合せを行いました。今年度の共同研究の内容は、水位調整管を設置した田んぼへ雨量計及び水位計を設置し、「田んぼにどの程度雨水を貯留できるのか」排水抑制効果の検証を行います。打合せ終了後、その田んぼへ雨量計及び水位計の設置を行いました。

会議室にて、複数の関係者が大きな白いテーブルを囲み、中央に広げられた地図や資料を真剣な表情で見つめながら意見を交わしている、打ち合わせの様子を捉えた写真

打合せ状況

明るい室内で地図や資料が広げられた長テーブルを囲む中、眼鏡をかけた男性が黒い円筒形の機器を手に持ち、集まった他の参加者たちに実演を交えながらその仕組みや使い方を詳しく解説している様子を捉えた写真

雨量計説明状況

青々とした稲が育つ広大な田んぼの縁にて、白いTシャツ姿の若者と作業服に長靴を履いた男性が、地面に設置された黒い円筒形の観測機器の近くで屈みながら調整や確認作業を行っている様子の写真

雨量計設置状況

青々と茂る水田のあぜ道に、黒いバケツのような形状をした観測機器やソーラーパネル付きの通信設備が支柱で固定されている写真

雨量計及び水位計設置完了

田んぼダム事業打合せ

平成29年9月8日(金曜日)、日本大学工学部との第2回共同研究打合せを行いました。今回は、田んぼダム事業の先進地である新潟県見附市において共同で研究されている、新潟大学農学部 吉川准教授をお迎えし、事業を進めてきた中での貴重な体験談等を伺い意見交換をしました。

会議室にて、複数の関係者が長テーブルを囲んで座り、手元の資料を読み込んだりメモを取ったりしながら、一人の男性による報告や説明に耳を傾けている、真剣な雰囲気の会議風景を捉えた写真

打合せ状況

照明が落とされた会議室にて、一人の男性が壁に投影されたスライドを指し示しながら説明を行い、出席者たちがその内容を真剣に聞き入っている、プロジェクターを用いたプレゼンテーションや報告会の様子を捉えた写真

先進地事例紹介

黄金色に色付き始めた広大な田んぼの縁に二人の男性が立ち、遠くにある観測機器や豊かな農村の風景を眺めながら、今後の作業や調査について話し合っている様子の写真

現地視察状況

黄金色の稲穂が広がる田んぼの土手にて、二人の男性がコンクリート製の排水路から勢いよく水が流れ落ちているのを観察しながら話をしている様子の写真

現地視察状況

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