令和6年度市長施政方針(3ページ)

ページ番号1015838  更新日 令和6年2月29日

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続きまして、令和6年度の主要施策について、「第9次総合計画」に掲げる14の政策に基づき、それぞれの特徴的な事業を中心にご説明申し上げます。

分野1 ひと

はじめに、「ひと」の分野であります「政策1-1子育て環境の充実」についてであります。
「幼児教育・保育の充実」については、これまで、入所定員の拡充や新たに就職した保育士等への支援制度などにより、安心して子どもを産み育てられる環境整備に取り組んできたところであります。
令和6年度におきましては、長沼地域の保育施設を認定こども園に改編し、本年4月1日に「長沼こども園」及び「長沼東こども園」を開園するとともに、稲田幼稚園においては、新たに3歳児学級を開設いたします。
また、仁井田地域においても、私立認定こども園「(仮称)仁井田の杜わかばこども園」が本年4月1日に開園する予定であり、引き続き、公民連携を図りながら、安心して子どもを預けられ、充実した幼児教育・保育が受けられるよう努めてまいります。
次に、「子育て支援の充実」については、引き続き、放課後児童クラブや子育て支援センターなどにおいて、子育て家庭に対する支援に取り組んでまいります。
特に、 母子保健・児童福祉の両機能の連携・協働をより一層深めながら、子育てに困難な事情を抱える家庭に対して、切れ目なく一体的支援を行う機関として、「こども家庭センター」を本年4月1日に設置いたします。
また、「第2期子ども・子育て支援事業計画」につきましては、令和6年度が最終年度となるため、新たに第3期計画を策定する考えであり、当該計画においては、家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもたちを支援するヤングケアラー対策を盛り込むなど、社会経済情勢の変化に対応した子育て環境の整備に取り組んでまいります。
次に、「妊産婦と子どもの健康管理の充実」については、妊娠期からの切れ目ない相談支援に取り組むとともに、妊産婦健康診査費用の助成や乳幼児健康診査などを実施しながら、適切な健康管理のもと、健やかに生み育てることができる環境づくりに努めてまいります。

続きまして、「政策1-2学校教育の充実」についてであります。
「確かな学力の育成」については、市教育研修センターでの研修会などを通して、授業の質的改善、指導力の向上に取り組みながら、授業の更なる充実を図るとともに、国が推進しているGIGAスクール構想に基づき、児童生徒の情報活用能力の育成と個別最適化された学びの実現を推進してまいります。
次に、「豊かな心と体の育成」については、子どもたちに求められる資質や能力を社会と共有し連携する「社会に開かれた教育課程」を展開してまいります。
また、「特別の教科道徳」や教育活動全体を通して、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度の育成に取り組むとともに、「すこやか教室」での適応指導などにより、不登校児童生徒の支援に努めてまいります。
次に、「新たな学びの環境整備」については、中学校の部活動支援において、技術的な指導にあたる部活動指導員1名を増員するとともに、引き続き、各学校や関係団体と連携を図りながら、「部活動の地域移行」を進めてまいります。
また、「協同的な学び」を推進するため、学校教育アドバイザーを活用しながら、「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指した授業研究、授業改善に取り組んでまいります。
次に、「特別支援教育の充実」については、学校に配置している特別支援教育支援員を2名増員するとともに、教育支援センターを中心として、保護者や教職員等が相談しやすい環境を構築し、個に応じた支援の充実と特別支援教育に対する理解の推進などに努めてまいります。

続きまして、「政策1-3生涯学習・スポーツの推進」についてであります。
「生涯学習の推進」については、少子高齢化や地域コミュニティの希薄化などの社会経済情勢の変化や多様化するニーズに対応した様々な学習機会と場所を提供する必要があります。
このため、市民交流センターと各地域のコミュニティセンターとの連携を更に強化し、SNSを活用しながら施設や生涯学習に関する情報を積極的に発信するとともに、住民相互の交流につながる学習機会を提供するなど、市民のニーズや地域の課題を的確に捉えた生涯学習を推進してまいります。
また、図書館においては、地域で活動するボランティア団体等と連携しながら、企画展示や読書に関連するイベントを実施するとともに、電子書籍や読書バリアフリー資料等を活用し、誰もが本に親しむことができる環境づくりに取り組むなど、市民の読書活動の更なる推進を図ってまいります。
次に、「スポーツ活動の推進」については、パートナーシップ協定を締結している「福島レッドホープス」や「福島ファイヤーボンズ」をはじめとしたプロスポーツチームや関係団体と連携し、各種スポーツ大会や教室、イベントの開催など、多様な形でスポーツに親しむ機会の創出を図っていく考えであります。
また、円谷幸吉メモリアルアリーナや牡丹台運動公園などの本市が持つスポーツ資源を最大限に活用しながら、スポーツを通じた交流人口や関係人口の拡大に取り組んでまいります。
さらに、陸上競技の相澤晃選手や本市初の関取である「白熊関」などの本市出身のアスリートの活動を支援するとともに、その活躍を積極的に情報発信するなど、本市競技スポーツのレベル向上やシビックプライドの醸成につなげてまいります。

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