令和7年度ティーンズ会議を開催
ティーンズ会議は、須賀川の将来の主役になる若い世代の意見をまちづくりに生かすための場所です。
東京藝術大学美術学部も参加し、アートの視点からまちづくりを考える、他には無いワークショップとなっています。
第1回ワークショップ
7月21日(月曜日・祝日)に第1回目のワークショップを開催しました。
13名の中学生がメンバーとなり、社会体験の一環として名刺交換をした後に、グループワークを行いました。
グループワークでは、東京藝術大学の皆さんや大寺市長、山寺副市長といっしょに、自分の住んでいるまちをいつもと「ちょっと違う視点」から考える機会をつくりました。
参加者は始めは緊張していましたが、次第にリラックスしながら話せるようになり、笑顔で意見を出し合っていました。
今回出し合った意見は、2回目以降のワークショップでまとめながら、発表に向けて形にしていきます。






東京藝術大学への研修視察
8月3日(日曜日)に、研修視察として東京藝術大学等を訪問しました。
東京藝術大学三井田教授の案内で、キャンパスや版画研究室の工房を見学しました。
普段は見られない芸大の裏側や、版画の道具だけでなく、創作活動の中で先人達が得た気づき等、様々な学びの機会となりました。
その中で、郷土の偉人である亜欧堂田善の作品「河豚図」の再現について説明があり、田善の創意工夫や、当時まだ伝わっていなかった技法に「勘違い」から到達したのではないかという興味深い話を聞かせていただきました。
東京藝術大学の見学後は、グループワークを行った班毎に行動計画を立てて、上野公園内の博物館等を見学しました。


第2回ワークショップ
9月15日(月曜日・祝日)に、第2回ワークショップを行いました。
第1回ワークショップと研修視察で話し合った内容を踏まえて、各グループごとに課題や良いところなどのキーワードを出し合いました。
出し合ったキーワードを紙面に表現することで、参加者の考えていることを可視化し深堀りするため、参加者ごとに一つの「本」を作るという、アートなワークショップとなりました。




第3回ワークショップ
9月21日(日曜日)に第3回ワークショップを行いました。
ワークショップのはじめに、東京藝術大学の箕口一美教授、アンジェラ・ロンゴ氏を迎えて、ゲストトークを行いました。
アンジェラさんは、ブラジル出身の研究者で、特撮や日本の大衆文化を研究し博士号を取得した、本物の「特撮博士」です。
本市でも馴染み深い『ゴジラ』や『ウルトラマン』等の特撮作品の現場で、映像を撮るための「問題」を現場のスタッフがどうやって解決してきたをテーマに、問題提起と課題解決のアプローチについてトークを行いました。
少し難しいテーマながら、参加した中学生達は真剣に聴いていました。
ゲストトークの後は、箕口教授やアンジェラさんの話をヒントに、本の制作と発表準備を進めました。




第4回ワークショップ
10月5日(日曜日)に第4回ワークショップ・発表会を行いました。
グループワークの成果をまとめた自作の「本」を使いながら参加者が発表を行い、市長・副市長や他の参加者と意見を交わし合いました。
本市ならではの特撮文化・伝統行事といった強みだけでなく、人口減少対策や農業振興などの重要な課題も含め、様々な視点からまとめ上げた、とても素晴らしい発表になりました。
発表終了後は、市長から修了証を手渡し、長いようで短かった令和7年度のティーンズ会議を締めくくりました。




ティーンズ会議を通した交流
ティーンズ会議の参加者は、市内外の複数の中学校から集まっており、今まで交流の無かった他校の生徒や東京藝術大学の教員・学生の皆さんと仲を深める機会となりました。
この中で培った関係性は、参加者にとって大きな財産になったと思います。
新しいことを学び、自分の住むまちを考え、人との交流を深める、ティーンズ会議の目指していたことを参加者がしっかりと実践してくれました。
東京藝術大学サテライトオフィスで「本」を展示中
市民交流センターtetteの東側入口近くにある、東京藝術大学サテライトオフィスにおいて、ティーンズ会議参加者がワークショップの成果をまとめた「本」を展示しています。
期間限定(終了時期未定)での展示となりますので、tetteにお立ち寄りの際は是非ご覧ください。


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