市長挨拶 （令和3年第2回市議会臨時会）

令和3年第2回市議会臨時会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。

先ほど、正副議長の選挙をはじめ、各常任委員会委員の選任など、議会構成における重要案件、さらには一部事務組合議会議員の選挙など、一連の議会人事が終了され、ここに、五十嵐伸議長、安藤聡副議長のもと、新たな市議会体制がスタートされましたことは、誠に喜ばしい限りであります。

現在、新型コロナウイルス感染症はデルタ株の流行により急拡大し、地域の医療や経済に深刻な影響を及ぼしております。市としましては、引き続き新型コロナウイルス感染症対策に切れ目なく、全力で取り組んでいく考えであります。
また、感染症対策以外にも、災害復旧や防災・減災対策など多くの課題がありますが、今後も、職員一丸となって、「選ばれるまち須賀川市」の実現、そして、未来を担う子どもたちの笑顔があふれるまちづくりに取り組んでまいりますので、五十嵐議長をはじめ、議員の皆様には、なお一層のご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

集中豪雨の被害状況について

さて、本臨時会におきましては、7月28日に発生した集中豪雨に伴う専決補正予算の議案1件について、ご審議いただくこととなりますが、提出議案の説明に先立ち、集中豪雨の被害状況について申し上げます。

7月の集中豪雨は、台風第8号により発達した雨雲の影響で、市内に「記録的短時間大雨情報」が発表され、市内東部地区を中心に、1時間に110ミリの猛烈な雨が降りました。
この豪雨により、ため池の決壊や路面洗堀、法面崩れなどの被害が発生し、被害箇所は、道路関連が102箇所、河川関連が5箇所、農業用施設関連が117箇所でありました。また、このほか、テクニカルリサーチガーデンの企業用地と虹の台マレットゴルフ場では法面崩れが、市民スポーツ広場と市民スポーツ会館では落雷による屋外照明機器の故障、市民の森では路面洗堀が発生いたしました。

さらに、8月13日から15日にかけては、秋雨前線の影響を受けた長雨により、市道や河川の法面崩れなどが34箇所確認され、そのうち、倒木や落石の3箇所につきましては復旧を完了したところであります。

これらの被害につきましては、専決補正予算を編成するなど、早期復旧を目指し、鋭意対応しているところでありますが、今後の台風シーズンに備え、市民の皆様への注意喚起を含め、引き続き、万全の態勢で対応して参る考えであります。

以上、集中豪雨の被害状況について申し上げました。
議案の提案理由につきましては、副市長からご説明申し上げますので、慎重にご審議のうえ、速やかに議決を賜りますようお願い申し上げます。

令和3年9月6日

須賀川市長 橋本 克也