市長挨拶 （令和7年6月市議会定例会）

はじめに

本日ここに、6月市議会定例会が招集となりましたところ、議員の皆様には公私ともご多用のところ、ご参集をいただき、本日から22日間の予定をもちましてご精励いただきますこと、誠にありがとうございます。
さて、今期定例会におきましては、ただ今一括議題となりました令和7年度一般会計補正予算をはじめ、議案9件、報告9件について、ご審議いただくこととなりますが、提出議案などの説明に先立ち、3月市議会定例会後における市政当面の主な事項について申し上げます。

行財政改革の取組

はじめに、行財政改革の取組についてであります。
現在、本市では、「市行財政改革取組方針」に基づき、本年度から令和9年度までの3年間を計画期間とする「集中改革プラン」により、経常収支比率の改善及び財政調整基金残高の確保を計画目標として、集中的に取り組んでおります。
先月16日には、取組事項のひとつである「公共施設マネジメントの推進」について、市議会議員全員協議会において、統廃合等を進める対象施設の選定基準をご説明し、一部公共施設の開館時間の短縮や休館日の追加など、具体的な取組の素案をお示しし、今後、議員の皆様からご意見をいただくこととしたところであります。
今回の取組は、増大する経常経費を見直すことにより、新たな財政需要への臨機な対応に備えるために行うものであり、今後も歳出改革への積極的な取組と更なる歳入確保について、検討を進めていく考えであります。
引き続き、持続可能な財政基盤の確立のため、行財政改革について、スピード感を持って取り組んでまいりますので、市議会をはじめ、市民の皆様、関係者の皆様には、ご理解とご協力をお願いいたします。

プラスチック製品廃棄物の分別収集

次に、プラスチック製品廃棄物の分別収集についてであります。
令和7年4月から「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」に基づき、プラスチック製品廃棄物の分別収集を実施しておりますが、町内会・行政区など、市民の皆様による、ごみステーションの適正な維持管理のご協力もあり、大きな混乱もなく、順調なスタートが切れたと思っております。改めて市民の皆様のご協力に対し、感謝申し上げます。
今後も引き続き、市では、職員による「出前講座」等により、市民の皆様への周知を図りながら、プラスチック製品廃棄物の分別収集について推進してまいります。

東北本線鏡石・須賀川間新栄橋修繕工事に係る基本協定締結

次に、東北本線鏡石・須賀川間新栄橋修繕工事に係る基本協定締結についてであります。
東北本線に架かる新栄橋は、須賀川駅と国道4号を結ぶ、地域交通の要となる幹線市道上にあり、市民生活や産業活動を支える重要な役割を担っておりますが、令和3年度に実施した橋梁点検において、上部構造の一部に腐食などによる劣化が確認されたところであります。
本市では、修繕に向けて東日本旅客鉄道株式会社と協議を重ねてまいりましたが、今般、修繕工事を行うための基本協定を締結することとなりました。
近年、橋梁の老朽化が進む中で、災害時のリスク低減や日常交通の安全確保の観点からも、計画的な修繕は、ますます重要となっております。
今後も引き続き、市民の皆様の安全・安心な生活を守るため、道路や橋梁等の社会インフラについて、適切な維持管理に努めてまいります。

須賀川市釈迦堂川花火大会

次に、須賀川市釈迦堂川花火大会についてであります。
本年度の花火大会につきましては、過日開催された第1回実行委員会において、8月23日（土曜日）の開催を決定したところであります。
第44回となる県内最大級の本花火大会を、市民の皆様とともに開催し、「元気な須賀川市」を市内外に発信してまいりますので、ご協力をお願いいたします。

以上、市政当面の主な事項について説明を終わらせていただきます。

令和7年6月5日

須賀川市長　大寺 正晃