市長挨拶 (令和7年12月市議会定例会)
はじめに
本日ここに、令和7年12月須賀川市議会定例会が招集となりましたところ、議員の皆様には公私ともご多用のところ、ご参集をいただき、本日から22日間の予定をもちましてご精励いただきますこと、誠にありがとうございます。
さて、今期定例会におきましては、ただ今一括議題となりました令和7年度一般会計補正予算をはじめ、議案36件について、ご審議いただくこととなりますが、提出議案などの説明に先立ち、9月市議会定例会後における市政当面の主な事項について申し上げます。
行財政改革
はじめに、行財政改革についてであります。
「集中改革プラン」に基づく、公共施設マネジメントの推進につきましては、施設ごとに定めたマネジメントの方針や取組事項に基づき、現在、市民や関係機関の皆様と対話を重ねながら、各施設単位で順次対応を進めているところであります。
また、今期定例会においては、「集中改革プラン」の取組事項のひとつである健全な財政運営の推進に基づく、公共施設などの使用料や各種証明書の交付等手数料の見直しにかかる議案についてご審議いただき、受益者負担の適正化に取り組んでいく考えであります。
今後も引き続き、最小の経費で最大の効果をあげられるよう、創意工夫を図りながら、「元気な須賀川市」の実現に向け、持続可能な行財政基盤の確立を目指してまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
物価高騰対策

次に、物価高騰対策についてであります。
現在、国においては、物価高騰への対応を含む総合経済対策の取りまとめが行われております。市といたしましても、地方自治体に対する「重点支援地方交付金」の正式決定後は、これを最大限に活用しながら、生活者や事業者を支援するための予算を編成する考えであります。
今後も市民生活を守るため、物価高騰対策にスピード感をもって取り組んでまいります。
使用済製品等のリユース促進の取組
次に、使用済製品等のリユース促進の取組についてであります。
これまで、まだ使用可能であっても、様々な理由により不要となった物は、粗大ごみなどで廃棄処分せざるを得ませんでした。この課題に対応するため、この度、株式会社マーケットエンタープライズ及び株式会社ジモティーとリユース活動の促進に向けた連携に関する協定を締結いたしました。
本協定の締結により、株式会社マーケットエンタープライズが運営する「おいくら」による一括査定・買取サービスの利用や、株式会社ジモティーが運営するインターネット上の掲示板を活用し、ごみとして廃棄せず、再使用する機会を創出いたします。
今後は、市広報紙や市ホームページなどを通じてこの仕組みを積極的に周知し、市民の皆様のリユース意識の向上とごみの減量化につなげてまいります。
市営墓地内の樹木葬墓所の申込受付開始及び区画墓所の返還墓所使用者の募集
次に、市営墓地内の樹木葬墓所の申込受付開始及び区画墓所の返還墓所使用者の募集についてであります。
現在、市営墓地内の樹木葬墓所施設整備工事が順調に進捗し、来年1月16日から樹木葬墓所の申込受付を開始すべく準備を進めております。
また、市営墓地内の区画墓所の返還墓所につきましても、来月15日から新たな使用者の募集を行うこととしております。
今回は、樹木葬墓所と返還墓所を見比べて検討できるよう同時期に案内していますので、市広報紙や市ホームページなどを通じて、市民の皆様に広く周知してまいります。
職員の働き方改革
次に、職員の働き方改革についてであります。
現在、職員の働き方改革による窓口時間の短縮が全国的に進められております。
本市におきましても、12月1日から、職員の働き方改革の一環として、市役所1階窓口及び電話での受付時間短縮につきまして「試行的」に実施するものであります。
また、窓口の受付時間短縮にあわせ、待ち時間の短縮や、申請手続きの簡素化など、窓口業務を効率化することにより、相談業務の充実を図るとともに、利便性の向上についても検討し、市民サービスの更なる向上に取り組んでまいります。
円谷英二監督のVES(ブイ・イー・エス)殿堂入り
次に、円谷英二監督のVES(ブイ・イー・エス)殿堂入りについてであります。
本市出身で特撮の神様と称される円谷英二監督が、日本時間の11月8日にアメリカ・ロサンゼルスで、VESの生涯功労賞である殿堂入りに選出されました。
視覚効果協会の略称であるVESは、映画、テレビ、広告など、あらゆるメディアにおけるVFX分野で世界的に最も権威のあるプロフェッショナル組織であり、今回の殿堂入りは、VFX業界に永続的な影響を与えた偉大なパイオニアたちを称える最高の栄誉となる生涯功労賞で、日本人初の快挙となります。
今回の受賞は、VFXの礎を築いたパイオニアとして、その功績が世界中で認められたことを意味しており、円谷英二監督が生み出した特撮作品が、日本のみならず、世界中の人々に夢と感動を与え、創意工夫により生み出された撮影技術の数々が、現代の映像制作に大きな影響を与えている証でもあります。
今回の殿堂入りは、市民の誇りであるとともに、市民に元気を与えるものであり、全市を挙げてこの快挙をお祝いする次第であります。
今後も引き続き、市民の皆様が特撮に愛着を持ち、誇りを感じられるよう取り組むとともに、円谷監督が礎を築いた特撮文化が国内外で広く親しまれ、世界に誇る文化として発展し続けるよう努めてまいります。
以上、市政当面の主な事項について説明を終わらせていただきます。
令和7年11月27日
須賀川市長 大寺 正晃
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