市長挨拶（令和元年9月市議会臨時会）

本日、市議会議員一般選挙後、初めての市議会本会議にあたり、ご挨拶申し上げます。
皆様方には、去る8月11日執行の市議会議員選挙におきまして、当選の栄誉に浴されましたことに対し、改めて心からお祝い申し上げます。

本日は、初めて立候補制による議長選挙が行われ、新議長に五十嵐伸様、副議長には安藤聡様が選任されましたのをはじめ、構成が見直された各常任委員会委員の選任など、重要案件を滞りなく決定され、新たな議会体制が発足されましたことは、誠に喜ばしい限りであります。

さて、本市は、平成23年の東日本大震災以降、復旧・復興を最優先に取り組んでまいりました。
平成29年には復興のシンボルである新たな市庁舎が開庁、さらには、今年1月に市民交流センター「tette」が開館するなど、本市は震災から立ち上がり、「復興期」から「発展期」へと、着実に歩みを進めております。

また、平成30年度からスタートした第8次総合計画が、今年で2年目を迎えております。
人口減少と少子高齢社会の進行や、価値観・ライフスタイルの多様化など、激変する社会経済情勢や時代の潮流に的確に対応するために、「自助」「共助」「公助」を基本理念とし、「選ばれるまちへ　ともに歩む自治都市　すかがわ」という将来都市像を掲げ、各種施策を推進しているところであります。

かつて、近世の須賀川の先人たちは、英知と情熱を傾け、「市民自治の精神」という大きな財産を築きあげてきました。
我々が、「令和」という新たな時代に、「市民との協働のまちづくり」を進めていくにあたっては、先人たちの精神を受け継ぎ、市民、地域、事業者、市議会、行政がそれぞれの役割のもとに力を結集して、新たな須賀川市の礎を築かなければならないと、強く決意しているところであります。

今後も引き続き、ふるさと須賀川への愛着と誇り「シビックプライド」を醸成しながら、「ともに歩む自治都市」として、希望に満ちた魅力あるまちづくりを進めてまいります。
そして、あらゆる人に「選ばれるまち」となることを目指し、また、市民の皆さんにもその魅力を実感していただけるよう、本市の限りない発展と市民満足度の更なる向上に全力で取り組んで参りますので、議員の皆様の特段のご協力を賜りますようお願い申し上げ、挨拶といたします。
ありがとうございました。

令和元年9月12日