牡丹焚火
イベントカテゴリ: まつり・催し物 文化・芸術 趣味・教養
牡丹焚火

国指定名勝「須賀川牡丹園」内において、天寿を全うした牡丹の古木や折れた木を供養する行事です。大正時代初めに、俳人でもあった園主が地元の親しい俳人たちを招いて行っていたものが今に受け継がれています。
夕闇の中に、かすかな香りを漂わせながら燃え上がる青紫色の焔は、牡丹の精を思わせ、余情的な雰囲気を醸し出します。
昭和53年(1978)には、「牡丹焚火」が俳句歳時記の冬の季語として収載されました。
また、平成13年(2001)には、環境省の「かおり風景100選」に選ばれました。
- 開催日
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令和4年11月19日(土曜日)
- 開催時間
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午後4時30分から
- 開催場所
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須賀川牡丹園
- 対象
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一般の方
- 内容
詳細については添付ファイルの開催要項をご覧ください。
- 添付ファイル
由来
始まりは、栁沼牡丹園と呼ばれていた大正時代初め頃にさかのぼります。園主だった栁沼源太郎は、栽培管理の傍ら俳句を嗜み、俳号を破籠子(はろうし)といいました。当時、栁沼家では園内から出る牡丹の古木を供養するため、地元の親しい俳人らを招いてひっそりと焚いていました。
小説「宮本武蔵」に登場する牡丹焚火
吉川英治は、小説「宮本武蔵」風の巻”牡丹を焚く”に牡丹焚火を取り上げ、武蔵が牡丹の木をくべて暖をとる情景を細やかに描写しています。これは「宮本武蔵」を執筆中の吉川英治が、須賀川に訪れた時に園主・源太郎が、牡丹の木を焚いた光景に思い入れを強めたところから執筆したといわれています。
牡丹焚火・牡丹供養の例歌・例句
須賀川の牡丹の木のめでたきを炉にくべよちふ雪ふる夜半に (北原白秋)
北斗祭るかむなき心牡丹焚く (栁沼破籠子)
煙なき牡丹供養の焔かな (原 石鼎)
手を帯に牡丹焚火に立たれしが (矢部榾郎)
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