9月1日は「防災の日」です!
防災の日(毎年9月1日)は、大正12年(1923年)9月1日に、10万人以上の死者、行方不明者を出した「関東大震災」に由来しています。地震、台風、豪雨など、自然災害に対する認識を深め、災害に対する備えや防災対策により、災害の未然防止と被害軽減を図ることを目的に、昭和57年(1982年)5月11日、9月1日を「防災の日」、この日を含む1週間(昭和58年(1983年)以降、8月30日から9月5日)を「防災週間」としました。
本市も東日本大震災や令和元年東日本台風など、多くの災害を経験してきました。災害の教訓を忘れず継承するとともに、毎年9月1日「防災の日」には、ご家族やご友人、職場の人達と身の回りの防災について考えてみましょう。
地震に備える 家庭でできる地震対策
在宅時の安全を確保するために
地震は、いつ起こるか予測ができません。近年に発生した地震による負傷割合の約3割から5割が、家具類の転倒や落下によることが消防庁の調査でわかっています。それに加え、割れたガラス片が室内に散乱することで、避難が遅れる原因となります。
平常時から、各家庭で次のような対策等を行うことで、地震が発生した際の事故の発生を防止し、在宅時の安全性を確保することができます。
家具類の固定
本棚やタンスなど、揺れによって倒れる可能性のある家具を金具等で固定し、下敷きになる事故を防ぎます。
窓ガラスへ飛散防止フィルムを貼る
地震の衝撃で割れたガラス片が飛び散ることを防ぎます。
住宅の耐震化、住宅設備の安全対策
建物に耐震化工事等を行うことで、地震による家屋の倒壊等を防ぎます。
また、屋根にアンテナ等がある場合は、しっかりと固定し落下を防止する、屋根瓦のずれ、ひび割れがあれば補修する、ベランダに落下物を置かない、塀にひび割れや傾きがあれば修理し倒壊を防止する、プロパンガスのボンベはしっかりと固定しておくなど、家の外も安全対策をし、地震に備えましょう。
地震が発生したら
身の安全を確保する行動を!
地震が発生した時、最初に行うべき安全確保行動は次のとおりです。
姿勢を低く(DROP)
地震の揺れによる転倒を防止します。
頭や体を守る(COVER)
机の下に隠れるなどして、頭や体を保護します。
その場に留まる(HOLD ON)
揺れが続いている間に動くのは危険なので、揺れが収まるまで机の下などから動かないようにします。
台風・水害に備える 家庭でできる水害対策
自分や家族の命を守るために
近年、全国各地でゲリラ豪雨や線状降水帯の影響による浸水被害や土砂災害が頻発しています。これからの季節、特に気を付けなくてはならない気象が台風です。
台風や大雨によって発生する水害や土砂災害から命を守るためには、危険な場所から離れる(避難する)ことが重要です。
洪水・土砂災害ハザードマップを確認する
ハザードマップなどで、お住まいの地域が、浸水が想定される地域なのか、土砂災害が発生しやすい地域なのか、避難場所はどこなのか、どのルートで避難するのが安全なのかをご家族で事前に話し合い、確認しておきましょう。
防災情報を積極的に収集する
市では、防災行政無線、緊急速報メール、市ホームページ、市公式LINE、ウルトラFMなど、様々な手段を活用して防災情報の発信をしていますが、自ら気象庁のホームページやテレビ・ラジオなどで防災情報を確認するなど、危機意識を持つことで、速やかな避難行動ができ、ご自身やご家族の命を守ることに繋がります。積極的な情報の収集をお願いします。
知っておこう「警戒レベル」
警戒レベルに従って行動しましょう
市は、気象庁などの情報や河川水位を基に避難情報を発令します。
避難情報には警戒レベルが紐づけられていますので、警戒レベルと避難情報の関係性を知っておくことで、災害発生の可能性がどのくらい高いのか判断することができ、円滑な避難行動を取ることができます。
避難とは「難」を「避ける」こと
災害時における避難とは、危険な場所から離れることです。
市が開設した避難所へ行くことだけではなく、安全な場所にある親戚・知人宅に一時的に身を寄せることも、ひとつの避難の形です。
万が一、浸水などによって避難ができなくなってしまったときは、無理に避難所へ行こうとせず、自宅の2階などのできるだけ高い場所へ移動する垂直避難をお願いします。
自宅の裏などに、山や崖がある場合には、できるだけ山や崖から離れた部屋に移動するようにしましょう。
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