「信頼と技術で進むダンボール」　神田産業株式会社

令和7年6月27日、市内館取町22番地にある「神田産業株式会社」を訪問しました。

同社は1897年に本市で創業以来、120年以上にわたり、革新的な技術でお客様の期待に応えてきました。

神田雅彦代表取締役をはじめ、社員の皆様から事業概要の説明を受け、作業効率や生産性を考慮したレイアウトの製造現場も見学させていただきました。現場では、最新鋭の段ボール向けデジタルプリンターの実演が行われ、そのスピードと鮮やかさに非常に驚かされました。

また、同社は社会に貢献できる企業を目標に掲げ、軽量かつ高強度でありながら再生可能な素材を使うことで、環境に優しい段ボールを製造しています。さらには、これらの革新的技術を融合させ、災害時の救急救命室として活用できるパネル組み立て型医療室を開発しました。

このパネル組み立て型医療室は、アフリカ南部のザンビア共和国農村部での妊婦向けシェルターや、災害時の応急医療など同国の社会的課題を解決するための国際的な活動も行っています。6月9日には、同国ムリンビカ駐日大使が同社の工場見学に訪れ意見交換も行いました。

見学させていただき、軽量で高強度かつ再生可能な素材を利用することによる、お客様や環境への配慮、そして、最先端技術と長年の経験の融合により、段ボールの新たな可能性に日々チャレンジしていると実感しました。