令和元年10月31日市長記者会見「台風第19号に係る被害状況と対応について」
台風第19号に係る被害状況と対応について
橋本市長が、令和元年10月31日(木曜日)午後1時30分から、市政経営会議室において記者会見を行いました。
会見の内容は、次のとおりです。
これまでの経過
警報等発令
日付 | 発令時刻 | 発令内容 |
---|---|---|
10月12日(土曜日) | 14時09分 | 大雨警報、暴風警報 |
10月12日(土曜日) | 15時30分 | 土砂災害警戒情報 |
10月12日(土曜日) | 15時48分 | 洪水警報 |
10月12日(土曜日) | 19時50分 | 大雨特別警報 |
10月13日(日曜日) | 4時00分 | 大雨特別警報→大雨警報に変更 暴風警報→強風注意報 |
10月13日(日曜日) | 9時57分 | 土砂災害警戒情報解除 |
10月13日(日曜日) | 10時58分 | 大雨警報→大雨注意報 |
10月14日(月曜日) | 14時55分 | 洪水警報解除 |
避難勧告等の発令
日付 | 発令時刻 | 発令内容 | 対象地域 | 対象世帯数 | 対象人数 |
---|---|---|---|---|---|
10月12日(土曜日) | 16時30分 | 避難勧告 | 長沼地区 |
1,753 |
5,220 |
10月12日(土曜日) | 16時38分 | 避難勧告 | 岩瀬地区 |
1,618 |
5,048 |
10月12日(土曜日) | 17時00分 | 避難勧告 | 阿武隈川流域 釈迦堂川流域 長沼地区 岩瀬地区 |
17,978 |
47,050 |
10月12日(土曜日) | 18時36分 | 避難勧告 | 小塩江地区 |
1,579 |
4,898 |
10月12日(土曜日) | 18時40分 | 避難勧告 | 大東地区 |
1,579 |
4,898 |
10月12日(土曜日) | 19時15分 | 避難指示 | 阿武隈川流域 釈迦堂川流域 長沼地区 岩瀬地区 |
17,978 |
47,050 |
10月12日(土曜日) | 22時00分 | 避難指示 | 大東地区 小塩江地区 |
1,579 |
4,898 |
10月12日(土曜日) | 23時50分 | 災害発生情報 | 江持地区 滑川地区 |
550 |
1,573 |
10月13日(日曜日) | 0時50分 | 災害発生情報 | 岩渕地区 |
550 |
1,515 |
10月13日(日曜日) | 10時20分 | 災害発生情報 | 和田地区 |
1,174 |
2,835 |
10月14日(月曜日) | 15時25分 | 避難指示等解除 | 全域 |
19,557 |
51,948 |
防災行政無線14回、エリアメール13回の他、消防団や市の広報車による広報実施。市広報車は8班体制により、10月12日(土曜日)午後5時30分から市内 全域に避難を促す放送を実施。
須賀川市の被害状況
人的被害
2人の方が犠牲になられました。
住家浸水被害
り災証明に係る現地調査により、次の状況となっています。
今回の住家浸水は、過去最大の被害と推測されます。
住家浸水被害(10月30日現在)
状況 |
R01.10豪雨 |
平成10年8月豪雨 |
昭和61年8月豪雨 |
---|---|---|---|
床上浸水 |
854棟 |
193棟 |
293棟 |
床下浸水 |
183棟 |
145棟 |
126棟 |
計 |
1,037棟 |
338棟 |
419棟 |
公共施設の被害
3施設が床上浸水により、使用できない状況です。
公共施設浸水被害
No. |
施設名 |
状況等 |
---|---|---|
1 | 須賀川アリーナ | 再開時期は未定 令和2年度中の復旧を目指す |
2 | 浜田地域体育館 | 再開時期は未定 令和2年度中の復旧を目指す |
3 | 第一保育所 | 現在は、4つの保育所に分散して保育 11月中旬から、須賀川市老人福祉センター2階で仮運営として再開予定 |
道路等の被害
国庫補助金で復旧予定の箇所数(10月30日現在)
種別 |
箇所数 |
金額(千円) |
内容 |
|
---|---|---|---|---|
道路 |
29 |
187,000 |
法面、路肩崩れ、路面損傷等 | |
河川 |
6 |
242,200 |
護岸洗掘等 | |
公園 |
3 |
7,600 |
土砂堆積、浸水による破損 | |
下水 |
4 |
30,000 |
浸水による破損等 | |
計 |
42 |
466,800 |
市単独災害で復旧予定の箇所数(10月30日現在)
種別 |
箇所数 |
金額(千円) |
内容 |
---|---|---|---|
道路 |
98 |
21,200 |
法面、路肩崩れ、路面損傷等 |
河川 |
19 |
19,300 |
河川法面の洗掘等 |
公園 |
3 |
750 |
土砂堆積 |
下水 |
1 |
3,000 |
浸水による破損等 |
水道 |
1 |
3,000 |
配水本管破断 |
計 |
122 |
47,250 |
道路等被害の合計(10月30日現在)
164箇所 514,050千円
農業の被害(10月30日現在)
種別 |
箇所数等 |
金額(千円) |
---|---|---|
農業用施設(農道、水路堰等) |
489件 |
1,677,980 |
林道(法面崩れ、路盤破損等) |
18路線 |
68,120 |
農作物(米、野菜、果樹等) |
180ヘクタール以上 |
249,378 |
計 |
― |
1,995,478 |
商工業の被害
10月30日(水曜日)現在、須賀川商工会議所及び市内3商工会などの調査から、153事業所での被災を確認しています。
台風第19号に係る被害対応
コールセンター(10月13日(日曜日)から開設)及び相談窓口(10月14日(月曜日)から開設)
10月28日(月曜日)から、住宅の応急修理、民間賃貸住宅借上げについての窓口を新設し、災害ごみの収集、家屋床下の消毒、り災証明の相談と合わせて、対応しています。
なお、相談窓口は、市役所1階みんなのスクエアにおいて、土日、祝日も開設しています。
今回、早期にコールセンターを設置するとともに、本庁1階に相談窓口を開設し、対応したことから、特に大きな混乱もなく、被害対応にあたることができました。
り災証明書
10月18日(金曜日)から現地調査を実施しており、23日(水曜日)からは、10班体制により調査を行っています。
一次調査は、11月上旬に終了する見込みとなっており、その後、順次「り災証明書」を自宅等へ郵送します。
また、事業者用の「り災証明書」についても、窓口での発行に向けて準備を進めています。
なお、り災証明書の発行にあたっては、市が被災地域を全面的に調査し、り災証明発行の手続きを行いますので、被災された方の現地での立会や申請手続きは、特に必要ありません。
各種支援制度
別冊「各種支援制度のご案内」により、被災された方への救済支援を進めます。各種問い合わせについても、随時対応します。
避難所
10月30日(水曜日)現在、市内3カ所に避難所を開設しており、25世帯、46人の方が避難を続けています。
なお、福祉避難所については、協定に基づき、民間の介護事業所の協力を得ながら、対応している状況です。
今後は、避難環境の快適化に努めるとともに、避難をされている方々が、少しでも早く元の生活を取り戻せるよう支援していきます。
避難所
避難所 |
住所 |
世帯 |
人数 |
---|---|---|---|
市武道館 |
須賀川市上北町1-5 |
11 |
20 |
東公民館 |
須賀川市和田字柏崎44 |
4 |
6 |
大東公民館 |
須賀川市小作田字湯名塚8-1 |
10 |
20 |
計 |
― |
25 |
46 |
福祉避難所 注:要配慮者(高齢者や体の不自由な方)向け
施設名 | 住所 | 世帯 | 人数 |
---|---|---|---|
特別養護老人ホームエルピス | 須賀川市和田字沓掛48-1 |
5 |
6 |
特別養護老人ホーム愛寿園 | 須賀川市吉美根字土橋121 |
5 |
5 |
グループホーム楓の郷 | 須賀川市西田町9-3 |
1 |
2 |
介護老人福祉施設シオンの園 | 須賀川市下小山田字月夜田206 |
1 |
1 |
特別養護老人ホームいわせ長寿苑 | 須賀川市矢沢字明池158 |
3 |
3 |
計 |
― |
15 |
17 |
自主避難所(地域住民が自主運営している避難所)
施設名 | 住所 | 世帯 | 人数 |
---|---|---|---|
下小山田公民館 | 須賀川市下小山田字関229 |
1 |
2 |
前田川公民館 | 須賀川市前田川字和尚作17 |
4 |
16 |
丸田町会館 | 須賀川市茶畑町71 |
8 |
11 |
昭和町集会所 | 須賀川市上人坦13-9 |
1 |
5 |
計 |
― |
14 |
34 |
災害ごみの収集について
10月15日(火曜日)から、市一般廃棄物収集運搬委託業者、須賀川市建設業者協議会の協力をいただき、さらに19日(土曜日)からは、陸上自衛隊の協力もいただき、自宅前まで収集車が巡回し、阿武隈川、釈迦堂川流域の地区を優先して、災害ごみの収集作業を進めています。
市建設業者協議会の方々には、通常の工事を中断し、献身的にご協力いただいているところです。
なお、直接搬入を希望する方のために、災害廃棄物仮置き場を設置しています。
設置期間
10月19日(土曜日)から11月30日(土曜日)
搬入時間
9時00分~12時00分、13時00分~16時00分(水曜日は休み)
設置場所
牡丹台運動公園自由広場(牡丹園西駐車場から変更)
今後の避難勧告等の周知
10月12日(土曜日)の大雨により決壊した阿武隈川流域の浜尾地内の護岸については、本日31日(木曜日)に復旧する見込みとなっています(別途国土交通省より公表予定)。これに伴い、阿武隈川の洪水予報・水防警報の暫定基準値が、元の基準値に戻ります。
今後も適切なタイミングで避難情報の周知を図っていきます。
また、小作田橋については、県が応急本工事として、既に着手しているところであり、年内を目途に、鋭意、復旧工事を進めていただいているところです。
各種支援について
災害ボランティア活動
須賀川市社会福祉協議会において、10月16日(水曜日)から防災広場を拠点として、災害ボランティア活動を行っています。
16日(水曜日)から30日(水曜日)まで、延べ1,032人の災害ボランティアの皆様にご支援をいただいています。
災害支援自治体からの協力
災害協定応援を結んでいる自治体をはじめ、交流のある市町村から支援の申し出があり、既に物資の提供を受けています。災害協定を結んでいる企業等からも、継続して応援を受けています。
また、国土交通省、経済産業省、陸上自衛隊、福島県、須賀川警察署、須賀川地方広域消防本部から、リエゾン(災害情報連絡員)の協力及び国土交通省のTEC(テック)-FORCE(フォース)(緊急災害対策派遣隊)から技術的支援をいただいています。
被災支援自治体協力状況(10月30日現在)
- 防疫、避難所支援
- 大阪市(22人)、天栄村(3人)、昭和村(3人)
- 救援物資
- 座間市(スコップ、ごみ袋、土のう袋)
今後も、引き続き被災状況をはじめ、支援情報などを積極的に提供しますので、情報配信にご協力願います。
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