「高品質の製品を低コスト、短納期でお客様にお届けする」　武蔵野精機株式会社

令和7年11月14日、市内矢田野字四十壇1-8にある「武蔵野精機株式会社」を訪問しました。

菊池克男代表取締役社長をはじめ、社員の皆様から事業概要の説明を受け、実際の製造現場も見学させていただきました。

昭和23年に設立された同社は、令和5年に本社をさいたま市から本市に移転し、精密測定機器や精密加工部品の製造・販売を行っている企業です。石定盤、直角測定器、光学機器部品、事務機器部品、半導体・液晶製造装置部品など幅広く生産を行っています。

近年受注の増えているグラナイト事業では、液晶製造装置の重要な部品である石製の精密加工品を切削・研磨し製造しております。平面度は、ミクロン単位の調整をしており、それらの品質は最新鋭の大型精密加工機だけでなく、ラップ作業と呼ばれる人の手による仕上げ研磨技術が支えていました。

見学させていただき、幅広い市場で高い評価を得ている同社の部品は、私たちの生活に関わっているということを知ると同時に、その背景には、若い従業員が多い中でも、一人ひとりに技術継承ができているからだと、実感しました。