令和2年度市長施政方針(2ページ)

ページ番号1004918  更新日 令和2年4月4日

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当面する重要事項

はじめに、市政が当面する重要事項について申し上げます。

昨年、甚大な被害をもたらした台風第19号災害への対応につきましては、これまで復旧と被災された皆様への支援を最優先に取り組んでまいりました。

まず、公共施設等の復旧状況と今後の見通しであります。
第一保育所につきましては、現在、市老人福祉センター2階の仮園舎で保育を行っておりますが、1月30日に国の災害査定が終了したため、今年度内に復旧工事を発注し、今年秋の再開を目指してまいります。

また、須賀川アリーナと浜田地域体育館につきましては、公立社会教育施設災害復旧費補助金を活用し、早期復旧に取り組んでおります。引き続き、関係機関と連携を図りながら、須賀川アリーナについては令和2年度中の再開を、浜田地域体育館については年内の再開を目指してまいります。

次に、市道や内水排水施設などにつきましては、1月23日に国の災害査定が終了したところであり、令和2年度中の工事完了を目指してまいります。

館取町及び牛袋町地内の内水排水ポンプにつきましては、引き続き、早期復旧に取り組むとともに、ポンプを増設するなど内水排水対策を強化し、浸水被害の軽減に努めてまいります。

次に、農地関連施設の復旧につきましては、1月24日に国の災害査定が終了したところであり、早期復旧を目指してまいります。

また、各農家が取り組む復旧に対する支援につきましては、相談窓口を開設するとともに、各地区で説明会を開催し、個別の事情を伺ってきたところであります。
1月末現在で、市独自の農地等災害復旧支援事業への申請件数が約740件、また、被災した農機具等の更新や修理に対する県補助金の要望件数は約230件となっております。

次に、商工業の被害につきましては、須賀川商工会議所及び市内3商工会と被害調査を実施しております。
現時点で、289事業所で被害が確認されており、被害額は46億9,800万円となっております。なお、被害状況は、継続調査中であります。

被災した市内事業者への支援につきましては、昨年11月に、信用保証料補助と利子補給の優遇措置を付した市独自の「豪雨対策特別資金融資制度」を創設したところでありますが、その取扱期間を令和2年度まで延長してまいります。

また、市といたしましては、被災者生活支援や災害復旧、農林業・商工業への支援、防災・減災対策の強化などについて要望書を取りまとめ、先月、県へ提出いたしました。
さらに、今月6日には、市議会とともに、内閣府など国の各省庁へ要望活動を行ったところであり、引き続き、国県と連携し、復旧と支援に取り組んでまいります。

以上、台風第19号災害の主な対応状況についてご説明いたしました。
被災された皆様は、今もなお、生活や事業の再建に向け、大変ご苦労しておられます。
市といたしましては、被災者に寄り添い、皆様が一日も早く安定した生活を取り戻せるよう、また、農業者や事業者の生産意欲の回復につながるよう、引き続き全力を挙げて復旧と支援に取り組んでまいります。

次に、市民交流センターtetteについてでありますが、去る1月11日に1周年を迎えました。
改めて、市民の皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。
この1年間の入場者数は、当初の年間目標の倍を超える66万3,496人となり、現時点で73万人を超えたところであります。これは、従前の図書館、公民館を合わせた年間利用者数の約3.3倍に当たります。
また、図書の貸出しは30万8,329冊、図書館利用者カードの新規発行数は4,222枚であり、従前に比べ、貸出しが約1.4倍、カードの新規発行数が約4.6倍となっております。
屋内遊び場である「わいわいパーク」の利用者数は、先月19日に10万人を達成し、円谷英二ミュージアムの入場者も7万人を超えたほか、貸室の利用も、ダンスや音楽などを中心に、若い人たちの利用が目立っております。
tetteは、複合多機能施設というメリットを生かし、親子連れから、中学生・高校生、高齢者の方まで、あらゆる世代にご利用いただいており、これにより、まちなかを回遊する人の姿も多く見受けられるようになりました。
tetteは、まさに、市民交流の新たな拠点として、また、中心市街地活性化の中核施設として、広く認知されております。
引き続き、関係団体等と連携を図りながら、官民一体となって、全国に誇れる施設を目指し、更なる地域の活性化に取り組んでまいります。

次に、スポーツの振興についてであります。
今年7月24日から世界的なスポーツの祭典である「東京2020オリンピック・パラリンピック」がいよいよ開催されます。
3月28日には、56年ぶりに聖火が本市を駆け抜けます。本市では、56年前と同じ「サルビアの道」を復活させ、聖火のごとく真っ赤に燃え上がるサルビアとともに、聖火リレー、そして東京2020オリンピック・パラリンピックを盛り上げてまいります。
また、前回の東京オリンピックでは、郷土の英雄「円谷幸吉選手」が、マラソン競技で銅メダルに輝きましたが、その意志を受け継ぐ、本市出身の東洋大学の相澤晃選手と明治大学の阿部弘輝選手が、先月の第96回箱根駅伝において、共に区間新記録を樹立するなど、素晴らしい活躍を見せてくれました。
お二人の活躍は、第二の円谷育成を目指す本市にとって、大きな喜び、誇りであり、今後もそれぞれの大きな目標に向かって、活躍されることを期待しております。
本市を代表する「円谷幸吉選手」の功績と現役アスリートの活躍は、スポーツ振興による市のイメージアップを推進していく上で、大きな発信力になるものと考えております。

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