令和2年度市長施政方針(5ページ)

ページ番号1004922  更新日 令和2年4月4日

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政策2「笑顔で健やかに暮らせるまちづくり」

続きまして、政策2「笑顔で健やかに暮らせるまちづくり」についてであります。

まず、地域医療体制・制度の充実についてでありますが、公立岩瀬病院の産科婦人科診療は平成29年4月にスタートし、3年が経過しました。今年度は、前年度よりも多くの新生児が誕生する見込みであります。
これは、本市が安定した医療体制の整備を目指し、周辺自治体と連携しながら取り組んできた成果の一つであり、今後も、「安心して子どもを産み育てられる医療環境づくり」に大きく貢献するものと期待しております。
地域医療を守ることは、将来にわたり安全で安心して住み続けられるまちづくりを推進するうえで必要不可欠であるため、引き続き、医療機関や周辺自治体などと連携しながら、安定した地域医療体制の確保に努めてまいります。

次に、健康づくりの推進についてであります。
胃がん検診につきましては、国の指針に合わせ、対象年齢を40歳以上から50歳以上に見直すとともに、40歳代の人を対象に、胃がんの発生リスク健診として血液検査を新たに導入し、胃がんの早期発見と胃がんによる死亡率の低下を図ってまいります。
また、市民が自らの健康状態を把握し、生活習慣を改善して、生活習慣病の予防や健康寿命の延伸を図るため、特定健康診査や後期高齢者健康診査、健康長寿健診などの更なる周知に努めるとともに、健康診査後の指導や健康に関する事業を実施し、市民の健康意識の醸成に取り組んでまいります。

次に、高齢者福祉の推進についてであります。
筋力の維持向上や認知症予防などに効果が期待できる市オリジナルの「ウルトラ長寿体操」や、地域の集会所などを活用して高齢者が主体的に介護予防に取り組む「通いの場」の普及啓発を推進するとともに、認知症サポーターの養成など認知症高齢者への支援に、引き続き取り組んでまいります。

「第8次高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画」につきましては、令和2年度が最終年度となるため、人生100年時代を見据え、引き続き、適切な医療・介護サービス等の一体的な提供体制の構築と介護予防を推進するとともに、高齢者が住み慣れた地域で自立した生活を継続できるよう、令和3年度からの新たな計画の策定を進めてまいります。

また、健康保険法等が改正され、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」が令和2年度から施行されることから、福島県後期高齢者医療広域連合や関係機関と連携し、健康寿命の延伸を図るための生活習慣病予防と介護予防の一体的実施の在り方について検討してまいります。

次に、障がい者福祉の推進についてであります。
障がい者の相談支援につきましては、これまでも相談支援事業所に対し、必要とする情報の提供や助言その他障害福祉サービスの利用などの支援を行ってまいりました。今年4月からは、障がい者支援の更なる充実を図るため、鏡石町及び天栄村と共同で、相談支援事業所への専門的指導や助言などを行う「すかがわ地方基幹相談支援センター」を市社会福祉協議会内に開設し、障がい者支援の拠点として総合的な相談業務に専門職員が対応してまいります。

次に、福祉ネットワークの推進についてであります。
昨年3月に策定した第3次地域福祉計画に基づき、「多機関の協働による包括的相談支援体制の構築」に取り組んでいるところでありますが、今年4月から、子育てや生活困窮、障がい、介護などの相談をワンストップで行う「福祉まるごと相談窓口」を市社会福祉協議会内に開設し、多様化・複雑化する福祉の問題に対応してまいります。

また、生活保護受給者に対する支援につきましては、就労支援、家計改善支援、子どもの学習・生活支援など、関係機関と連携を図りながら自立促進に努めているところでありますが、生活保護受給者の健康や生活の質の向上をはかるため、新たに「健康管理支援事業」を実施し、生活保護受給者の生活習慣病及び重症化予防に取り組んでまいります。

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