令和2年度市長施政方針(4ページ)

ページ番号1004921  更新日 令和2年4月4日

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続きまして、令和2年度の主要施策につきまして、「第8次総合計画」に掲げる5つの政策について、それぞれの特徴的な事業を中心にご説明申し上げます。

政策1「いきいきと人が輝くまちづくり」

はじめに、政策1「いきいきと人が輝くまちづくり」についてであります。

まず、子育て環境の充実でありますが、本市においても保育所等の待機児童の解消が課題となっております。
これまで、入所人員の拡充や民間保育所開設への財政的支援、また、処遇改善による公立保育所の保育士確保など、様々な対策を実施してまいりました。
令和2年度は、新たな保育士の確保策として、市内の民間保育所等に就職した新卒の保育士または1年以上離職していた潜在保育士に対して、勤務から1年経過ごとに、1人当たり年間10万円の一時金を、3年間を限度として交付する補助制度を創設し、引き続き待機児童の解消に取り組んでまいります。

「第1期市子ども・子育て支援事業計画」につきましては、今年度が最終年度となるため、現在、「子ども・子育て会議」において、令和2年度からの第2期計画の策定について検討を進めております。
第2期計画には、経済的に困難な環境下にある子どもたちの支援を行うため、貧困の実態調査を実施し、その対策も追加することとしており、本計画に基づき、子育て環境の整備に取り組んでまいります。

子どもたちの放課後の居場所づくりにつきましては、学童保育の待機児童解消に向けた高学年児童の受け入れと、大規模な宅地分譲による将来的なニーズの高まりに対応するため、柏城児童クラブ館の増築工事を建設工期が大幅に短縮できるリース方式により進めており、今年4月の開設を予定しております。
また、市が運営しているぼたん児童クラブ館及びうつみね児童クラブ館につきましては、令和2年度から指定管理者制度を導入することとしており、民間事業者等の発想やノウハウを活用し、更なるサービスの向上を図ってまいります。

次に、学校教育の推進についてであります。
施設一体型の小中一貫教育校として教育活動を展開しております稲田学園につきましては、教育の質を更に向上させるために、令和3年4月から市内初となる義務教育学校としてスタートできるよう準備を進めてまいります。
義務教育学校は、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う学校であり、これにより、9年間の教育課程や学校運営の柔軟な運用が可能となるため、小中一貫教育のメリットを最大限に生かした教育活動が展開できるものと考えております。

次に、生涯学習の推進についてであります。
稲田公民館につきましては、地域住民の生涯学習活動、防災の拠点として整備しているところであり、現在は、建築主体工事や外構工事を行っており、年内の開館を目指して整備を進めてまいります。

次に、生涯スポーツの推進についてであります。
虹の台マレットゴルフ場につきましては、今年4月に供用を開始する予定であります。平地エリア、山間エリアと起伏に富みバラエティー豊かなコースとなっておりますので、より多くの方にご利用いただけるよう周知に努めてまいります。

また、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に向けての機運が高まる中、円谷幸吉選手の功績を後世に伝える事業を引き続き実施するとともに、国際大会等で活躍した選手を称える褒賞制度や、オリンピック・パラリンピックの強化選手に対する奨励金制度を新たに創設するなど、更なるスポーツの推進に努めてまいります。

次に、文化芸術の振興と継承についてであります。
風流のはじめ館につきましては、市を代表する文化である俳句を中心とする和文化の振興と継承に資するとともに、文化を通した地域交流を推進することを目的として、須賀川郷学所があったとされる南部地区に設置するものであり、現在、新築建築主体工事等を実施しているところであります。

また、須賀川特撮アーカイブセンターにつきましては、郷土の偉人である円谷英二監督が礎を築いた特殊撮影技術や、制作された作品等に関連する貴重な資料等の収集、保存、修復及び調査研究を行い、また、それらを通し、市民が特撮文化を顕彰、推進することを目的として設置するものであり、現在、岩瀬農村環境改善センターの改修建築主体工事等を実施しているところであります。

これら二つの新しい施設につきましては、今年秋の開館を予定しており、本市の特長でもある「俳句を中心とする和文化」と「特撮文化」の拠点となるものでありますので、積極的にピーアールしてまいりたいと考えております。

次に、市文化センターにつきましては、一部リニューアルを含めた耐震補強改修工事を、令和3年3月の完了を目指し、進めておりましたが、配管の敷設替えなど、新たな追加工事が必要となったため、工期を延長して対応していく考えであります。
このため、リニューアル後のオープン時期や使用申請の受付時期につきましては、工事の進捗状況を勘案しながら、改めてお知らせしたいと考えております。
市民の皆様には引き続きご不便をお掛けすることになりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

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