令和7年度市長施政方針(7ページ)
分野4 まち
続きまして、「まち」の分野であります「政策4-1地域の宝の活用と交流の推進」についてであります。
「特撮文化の推進」については、「市特撮文化振興基本方針」に基づき、世界に誇るべき文化として特撮文化の継承と発信に努めてまいります。
次に、「文化芸術の推進」については、ワークショップにより地域の魅力を再発見する「地域の宝創造プロジェクト事業」を令和7年度も引き続き計画的に実施し、地域文化への愛着や誇りの醸成に取り組んでまいります。
また、歴史民俗資料館については、令和7年度のリニューアルオープンに向けて準備を進めており、文化を生かした地域づくりに寄与する施設とする考えであります。
次に、「地域資源を活用したPRの推進」については、低迷していた認知度を向上させるため、地域資源を活用したシティプロモーションに、集中的に取り組んできたところであります。令和7年度からは、まずは今住んでいる市民の皆様が「須賀川に住んで良かった」と実感できるよう、総合計画に基づく各種政策を推進するとともに、市民満足度を高め、市民自ら発信してもらうことにより、市の認知度向上やイメージアップにつながることを目指していく考えであります。
次に、「観光振興と交流促進」については、本市が誇る観光資源である国指定名勝「須賀川の牡丹園」や釈迦堂川花火大会、松明あかし等による効果的な情報発信、さらには「円谷英二ミュージアム」、「須賀川特撮アーカイブセンター」など、“すかがわらしい”地域資源を活用した認知度向上に努めてまいります。
また、福島空港については、先月、台湾定期チャーター便が就航1周年を迎えたところであり、インバウンド需要への対応についても、国内便と同様に、県や周辺自治体、空港関係団体との連携により利用促進を図ってまいります。
さらに、県とJRが連携した観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン」については、プレDCが本年4月から6月にかけて開催されることを踏まえ、より多くの人に本市を訪問していただけるよう、取り組みを進めてまいります。
続きまして、「政策4-2市民協働によるまちづくりの推進」についてであります。
「地域コミュニティ活動の推進」については、本年度から取り組んでおります「地域づくり出前講座」を活用しながら、市からの情報提供と地域課題の把握、解決などに向けた意見交換の場として、関係機関と連携、協力しながら地域づくりに取り組んでまいります。
次に、「市民活動の推進」については、これまで同様、市民活動サポートセンターを中心に、様々なまちの課題解決や社会貢献活動に取り組んでいる市民活動団体の情報提供や情報発信、さらには、市民活動団体への支援を引き続き行いながら、市民による主体的な地域づくり活動を推進してまいります。
次に、「自治会活動の推進」については、引き続き、町内会や行政区の主体的な活動への支援に取り組むとともに、自治会運営については、デジタル技術を活用した先進的な事例や自治会活動を知ってもらうための情報提供などの取り組みを通して、役員等の負担軽減や次世代を担う若者などの加入促進に努め、今後も、持続可能な自治会運営を支援していく考えであります。
最後に、「政策4-3開かれた行政の推進」についてであります。
「広報広聴の充実」については、広報すかがわや市ホームページをはじめ、市公式LINE などにより、効果的な情報発信に努めるとともに、市民提案や各種懇談会の開催、ICT の活用などにより、市政に対する意見等を聴取していく考えであります。
次に、「行政サービスの充実」については、公民連携取組方針に基づき、民間事業者等のアイデアや資金、ノウハウなどを活用することにより、持続可能な行政経営を推進しながら、引き続き行政サービスの充実に取り組んでまいります。
特に、令和7年度からは「市DX推進計画」に基づき、ICT技術の活用や、デジタルデバイド対策などに取り組み、すべての市民が様々な形で情報化・デジタル化のメリットを最大限享受できるよう、自治体DXの推進を図ってまいります。
次に、「行政マネジメントの向上」については、行政評価の手法による総合計画事業の進行管理を行い、PDCAサイクルによる継続的な検証、適切な改善に取り組むほか、「市行財政改革取組方針」に基づき、選択と集中による抜本的な事務事業の見直しなど、効果的・効率的な予算編成と執行管理による財政健全化の取組を一層進めるとともに、施設の再編成など、公共施設等個別施設計画を着実に推進してまいります。
以上、市政経営の基本方針について、特徴的な事業を中心にご説明申し上げました。
本年は、平成17年4月1日に須賀川市・長沼町・岩瀬村が合併し、新たな須賀川市が誕生してから20周年の節目の年となります。それぞれの地域が持つ歴史や伝統文化、自然環境などの貴重な資源を生かしながら、引き続き、各種政策に全力で取り組んでいく考えであります。
今後も、市民の声に耳を傾ける姿勢を貫き、私なりの視点で「元気」を加えながら、各種施策を推進するとともに、様々な課題解決に取り組み、市民の皆様が安心して暮らし、誇りを持てる「元気な須賀川市」の実現のため、希望に満ちた魅力あるまちづくりを進めてまいります。
市議会をはじめ、市民の皆様、関係者の皆様には、より一層のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和7年2月18日
須賀川市長 大寺 正晃
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