令和3年度市長施政方針(3ページ)

ページ番号1007792  更新日 令和3年2月19日

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次に、市民交流センターtetteについてであります。
tetteは、今年1月11日に、2周年を迎えましたが、昨年は、様々な分野で高く評価され、各方面で表彰されました。昨年12月にも、建築主・設計者・施工者の三者による理解と協力が重視され、国内の優秀な建築作品を表彰する「第61回BCS賞」を受賞しました。改めて、市民の皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。
また、昨年は、コロナ禍の影響により、約2か月間の臨時休館などの利用制限を余儀なくされましたが、一方で自粛生活をサポートする動画をSNSで配信するなど、新たな取り組みを進めてまいりました。来館者数は、一昨年に比べ4割程度減少しましたが、昨年12月3日に100万人を達成することができました。
引き続き、市民交流の拠点として、更には中心市街地活性化の中核施設としての役割を果たせるよう、市民に親しまれる、全国に誇れる施設を目指してまいります。

次に、移住定住についてであります。
移住定住促進の一環として、今年4月から空家バンクの運用を開始してまいります。
空家バンクは、賃貸や売却を希望する市内の空家情報を発信することにより、空家の流通促進並びに移住定住を推進することを目的とした取り組みであります。本市における空家課題の対応策としては、これまで特定空家の解消を中心に取り組んでまいりましたが、本年度から本格的に取り組みを開始した「シティプロモーション」と「移住定住策」を一体的に推進することで、相乗効果を図り、移住や交流・関係人口の増加などに繋げてまいります。
また、空家バンクの運営にあたりましては、国土交通省が創設した「都市再生特別措置法」に基づき、県内で初めて本市の指定を受けた都市再生推進法人「株式会社テダソチマ」と1月15日に運営協定を締結したところであり、公民連携の手法により、お互いが持つ資源を最大限に活用し、連携して取り組む考えであります。
なお、令和3年度においては、市内空家の実態調査を実施するとともに、空家バンク登録促進を目的に登記手続費用や家財等処分費用などに対する支援、登録物件の改修費用に対する支援などにも取り組み、空家バンクの利用促進を図っていく考えであります。

また、移住定住策として、令和3年度は、「須賀川市未来につなぐ人材確保のための奨学金返還支援事業」を新たに実施してまいります。
この事業は、大学や大学院などに在学中、国などから奨学金の貸与を受け、卒業後、市内に定住し、市内の企業などに正社員として勤務する卒業後3年以内の方を対象とし、返還する奨学金の2分の1相当分を最大8年間支援するものであります。本事業により、若者の移住定住の促進と多様な人材の確保と活躍を推進してまいります。

次に、シティプロモーションの推進についてであります。
シティプロモーションは、第8次総合計画に掲げる「選ばれるまち須賀川市」の実現を図るうえで、重要な戦略の1つであり、本年度から専門部署を設置し、事業を進めております。
今年は、郷土の偉人である円谷英二監督の生誕120周年であるとともに、東京オリンピックの開催により、円谷幸吉選手に注目が集まるものと考えております。このため、市の誇りである「二人の円谷」氏の功績を市民の皆様とともに、改めて顕彰することを目的に、今期定例会に両氏を名誉市民として推戴するための議案を上程したところであります。
「二人の円谷」氏の功績の顕彰にあたりましては、シティプロモーションの一環として取り組む考えであり、令和3年度においては、新たに両氏を題材とした全国向けのテレビ番組の制作・放映をはじめ、円谷英二監督生誕120周年記念事業や円谷幸吉メモリアルホールの改修などにも取り組む考えであります。
また、これまで実施してきた関連事業を両氏の顕彰事業に位置付け、年間を通して事業展開することで、多くの情報発信が可能となることから、市民のシビックプライドの醸成を図ることはもとより、市の認知度向上にもつながるものと考えております。
なお、「二人の円谷顕彰事業」の実施にあたっては、事業費の一部に信金中央金庫の創立70周年記念事業「SCBふるさと応援団」事業の採択を得て、本市では初めてとなる「企業版ふるさと納税」の寄附を有効に活用しながら事業を実施する考えであります。

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