令和3年度市長施政方針(5ページ)

ページ番号1007793  更新日 令和3年2月19日

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続きまして、令和3年度の主要施策につきまして、「第8次総合計画」に掲げる5つの政策について、それぞれの特徴的な事業を中心にご説明申し上げます。

政策1「いきいきと人が輝くまちづくり」

初めに、政策1「いきいきと人が輝くまちづくり」についてであります。
まず、子育て環境の充実でありますが、放課後児童クラブにつきましては、待機児童の解消に向け、高学年児童の受け入れが課題となっております。これまで、申し込みの増加に対応するため、リース方式によるうつみね児童クラブ館の新築や、柏城児童クラブ館の増築など、様々な対策を実施してまいりました。
令和3年度は、余裕教室の更なる活用により、ぼたん児童クラブ館、日高見児童クラブ館及び白方児童クラブ館の受け入れ定員を拡大します。
また、新たな試みとして「放課後居場所緊急対策事業」を実施してまいります。本事業は、待機児童が解消されるまでの緊急的な措置として実施するもので、定員超過を理由に待機となった児童の受け皿として、放課後の子どもの安全な居場所を提供するものであります。実施場所は、老人福祉センター2階の大広間であり、須賀川第一、第二小学校及び西袋第一小学校区域内の児童クラブの待機児童を受け入れる予定であります。

次に、妊産婦と子どもの健康管理につきましては、年々複雑化するケースに対応するため、平成30年度に「子育て世代包括支援センター『てくてく』」を健康づくり課内に設置し、妊産婦や乳幼児の状況を継続的に把握しながら、利用者の目線に立った、切れ目のない支援を行っております。今後も、関係機関と連携し、子育て世代が安心して子どもを産み育てられる環境づくりや、相談体制の充実に取り組んでまいります。

次に、生涯学習の推進についてであります。
生涯学習は、社会教育や家庭教育など幅広い施策でありますが、「生涯(しょうがい)」という言葉は「いきがい」と読むこともできます。公民館などでの各種教室・講座などの実施に当たっては、この「いきがい学習」という認識のもと、市民の皆様が「生涯」にわたり、様々な機会や場所で学習を行い、その成果を豊かな生活や地域社会に生かせる環境づくりに努めてまいります。

次に、生涯スポーツの推進についてであります。
生涯スポーツの実践は、健康づくりにも有効なものでありますが、現在のコロナ禍においては、運動不足やストレスが心身に悪影響を及ぼす健康二次被害の問題が懸念されております。このため、「新しい生活様式」に沿った事業などに取り組み、安全・安心に運動・スポーツが実施できる環境づくりに努めてまいります。
また、昨年パートナーシップ協定を締結した福島レッドホープスや、今年開催される東京2020オリンピックなど、直接スポーツをするだけではなく、応援や観戦することでスポーツに親しむという生涯スポーツの推進にも取り組んでまいります。

次に、文化芸術の振興と継承についてであります。
須賀川特撮アーカイブセンターにつきましては、昨年11月3日の開館以来、遠くは九州地方など、全国各地から来館いただいており、2月13日現在の来館者は、1万1,129人を数え、改めて「特撮」が持つ魅力やポテンシャルの高さを認識しているところであります。令和3年度は、特撮文化の周知啓発を図るとともに、「特撮のまち須賀川」としての認知度向上や発信力の強化を図るため、施設独自のWEBサイトを開設する考えであります。
また、本施設の認知度向上作戦の第1弾として、シルエット怪獣の名前を募集し、「スカキング」と命名しましたが、その第2弾として、就学前のお子さんとその家族を対象に「スカキング」のぬり絵作品を募集するなど、幅広い年代の皆様に、本施設を身近に感じ、親しんでいただけるよう努めてまいります。

次に、「地域の宝創造プロジェクト」は、平成29年3月に策定した「歴史文化基本構想」に基づき、市民が生まれ育った各地域にある様々な資源を、宝として再認識することにより、市民としての誇り、シビックプライドの醸成を図ることを目的として本年度から実施している事業であります。令和3年度は、長沼城址を有する長沼地域での事業展開を検討してまいります。

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