令和3年度市長施政方針(11ページ)

ページ番号1007805  更新日 令和3年2月19日

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政策5「活力とにぎわいあふれるまちづくり」

次に、商工業の振興についてであります。
新型コロナウイルス感染症の拡大は、本市の経済活動に長期にわたって大きな影響を及ぼしていることから、引き続き、市独自の各種支援を実施していくとともに、事業者が国や県の支援を有効に活用できるよう、須賀川商工会議所や各商工会と連携を図りながら、雇用の維持と事業廃止の防止に取り組んでいく考えであります。
また、感染症の状況を踏まえながら、低迷する市内経済での消費を喚起するため、消費喚起支援策に取り組むとともに、市工業製品認定制度や地域ブランド力活用補助事業、ふるさと商品販路開拓支援事業など、経営基盤の強化や販路開拓などに向けた支援を実施していく考えであります。

次に、中心市街地の活性化につきましては、「第2期中心市街地活性化基本計画」に基づき、「また遊びに来たくなる 魅力にあふれた街」の実現に向け、須賀川商工会議所やまちづくり会社「こぷろ須賀川」などで構成する中心市街地活性化協議会と連携して、賑わいの創出に取り組んでまいります。
また、令和3年度から、創業5年以内の優れた創業者を表彰する制度を創設し、創業意識の向上とまちなかなどへの新規創業促進を図っていく考えであり、公共施設や公共空間の民間活用の推進と併せて、中心市街地の魅力向上を図るとともに、「市民交流センター」や「風流のはじめ館」の集客力を活かしながら、まちなかの回遊推進に取り組んでまいります。

次に、観光振興と交流促進についてであります。
観光誘客の推進につきましては、令和3年が「円谷英二監督生誕120周年」、「ウルトラマンシリーズ放映55周年」にあたる記念の年であることから、発信力の高いウルトラヒーローなどを活用した事業などを展開することにより、本市への観光誘客に努めてまいります。
また、「須賀川特撮アーカイブセンター」など本市特有の地域資源を効果的に連携させるとともに、昨年策定した「須賀川市観光振興アクションプラン」との整合を図りながら、市民・事業者・行政が一体となり、戦略的に各種取り組みを進めてまいります。
更に、国内の旅行者に本市を訪れていただくための取り組みとして、引き続き、体験型交流推進事業によるモニターツアーを実施するとともに、旅行会社が本市への観光誘客を図る旅行商品の企画・実施に対する助成を行いながら、観光振興を図ってまいります。

次に、福島空港につきましては、コロナ禍の影響により、国内定期便が減便となり、国際チャーター便についても再開の見通しが立っていない状況にあります。引き続き、県や周辺自治体、空港関係団体と更なる連携強化を図りながら、アフターコロナを見据え、より多くの人に空港を活用していただけるよう取り組みを進めてまいります。

以上、市政経営の基本方針について、特徴的な事業を中心にご説明申し上げました。
今年は、東日本大震災から10年の節目であります。東日本大震災からの復興では、「協働のまちづくり」が大きな力となり、復興を実感できる状況となりました。令和3年度は、「協働のまちづくり」のもと、市民の皆様と共に、「新しい日常」を定着させながら、新たなステージに向けた取り組みを進めていく考えであります。そして、将来都市像「選ばれるまちへ ともに歩む自治都市 すかがわ」の実現に向け、更なる市民サービスの向上を図るとともに、「ふるさと須賀川」への愛着や誇り「シビックプライド」の醸成につながるよう、シティプロモーションにも鋭意取り組んでまいります。
市議会をはじめ、市民の皆様、関係者の皆様には、より一層のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

議案第4号 須賀川市名誉市民の推戴につき同意を求めることについて

次に、議案第4号と第5号についてご説明申し上げます。

初めに、議案第4号 須賀川市名誉市民の推戴につき同意を求めることについてであります。
本市出身の「二人の円谷」、円谷英二氏と円谷幸吉氏は、郷土の誇りであり、お二人を改めて顕彰するため、須賀川市名誉市民に推戴することについて議会の同意を求めるものであります。

まず、円谷英二氏は、1901年、旧須賀川町に生まれ、映画界へ入った後、撮影技術を研究し、「ハワイ・マレー沖海戦」など数々の作品で特殊技術を手掛けました。1954年公開の日本初の特撮怪獣映画「ゴジラ」で特殊技術を担当したほか、1955年の「ゴジラの逆襲」では日本映画界初の「特技監督」を務めるなど、多くの映画に携わりましたが、手掛けた数々の作品は「特撮文化」の礎となりました。また、「特撮の神様」とも称され、後世のクリエイターや作品を観る人々に、今もなお影響を与え続けております。

次に、円谷幸吉氏は、1940年、旧須賀川町に生まれ、須賀川高等学校で陸上競技部に入り、卒業後は陸上自衛隊に入隊しました。その後、自衛隊体育学校の開校と同時に、第一期生として入学する一方、中央大学経済学部にも入学し、陸上競技と勉学に励み、この間、数多くの大会で、日本記録や世界記録を塗りかえました。また、1964年の東京オリンピックでは、1万mで6位入賞、マラソンで銅メダルを獲得しました。その活躍は今日まで語り継がれ、陸上競技を目指す子どもたちに今もなお影響を与え、多くの優秀なランナーの輩出と、日本陸上競技の発展に大きく貢献しております。

お二人とも、後世に大きな影響を与えており、その功績は深く尊敬に値するものでありますので、名誉市民に推戴し、郷土の誇りとして顕彰してまいりたいと考えております。

(人事案件)略

以上、議案第4号と5号についてご説明申し上げました。議案第6号以降の提案理由につきましては、副市長から説明申し上げますので、慎重にご審議のうえ、速やかに議決を賜りますようお願い申し上げ、説明を終わります。

令和3年2月18日

須賀川市長サイン:橋本克也

写真:市長

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