令和4年度市長施政方針(4ページ)

ページ番号1010616  更新日 令和4年2月17日

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続きまして、令和4年度の主要施策につきまして、「第8次総合計画」に掲げる5つの政策について、それぞれの特徴的な事業を中心にご説明申し上げます。

政策1「いきいきと人が輝くまちづくり」

初めに、政策1「いきいきと人が輝くまちづくり」についてであります。

まず、子育て環境の充実につきましては、保育所等の待機児童の解消が課題となっており、これまで、入所人員の拡充や民間保育所開設への財政的支援のほか、新たに就職した保育士等への補助制度を創設するなど、様々な対策を実施してまいりました。
令和4年度は、保育サービス量の確保や更なる保育サービス向上のため、老朽化した第三保育所、うつみね保育園、ぼたん保育園を統合する、民設民営による新たな認定こども園の整備や、受け入れ児童数拡大のための私立保育園の増改築に対する支援に取り組んでまいります。

次に、放課後児童クラブにつきましては、高学年児童の受け入れが課題となっておりますので、老人福祉センター2階を第一小学校の児童クラブ館とし、また、東公民館の一部を第三小学校の児童クラブ館とするなど、公共施設や小学校校舎内の余裕教室を活用しながら、待機児童の解消に向けて取り組んでいく考えであります。

次に、子どもと妊婦の健康管理につきましては、令和4年度から新たに、インフルエンザワクチンの予防接種費用を助成する考えであります。
対象は、乳幼児から高校3年生相当の子どもと妊婦であり、子どもは接種1回当たり千円、妊婦は3千円を助成いたします。なお、13歳未満の子どもにつきましては、2回目接種も助成いたします。
これにより、インフルエンザの重症化予防を図るとともに、経済的負担が大きい子育て世帯を支援してまいります。

次に、学校教育の推進についてであります。
GIGAスクール構想実現に向けた取り組みにつきましては、国の補助制度などを活用しながら、前倒しで進めておりますが、令和4年度は小学1・2年生を対象にタブレット端末を整備してまいります。
これにより、児童・生徒への一人一台の配置が完了しますので、今後は、教師の指導力向上や指導体制の充実とともに、児童・生徒の学習支援とICT機器活用のスキルアップを図りながら、学習意欲向上や確かな学力の育成を着実に推進してまいります。

次に、生涯学習の推進についてであります。
生涯学習は、社会教育や家庭教育など幅広い施策でありますが、市民が生涯にわたり、いつでも、自由に学習機会を選択し、学ぶことができ、その成果を豊かな生活や地域社会に生かすことが重要であります。
令和4年度は、コロナ禍における新しい生活様式に対応した生涯学習を推進するため、市民のニーズや環境変化に応じた多様な学習機会の提供に努めてまいります。また、生涯学習の拠点となる各公民館や市民交流センターtetteなど、それぞれの特性を生かした事業の実施などに取り組んでまいります。

次に、電子図書の導入についてであります。
図書館においては、市民の読書活動の一層の推進を図るため、10月の読書週間の時期に合わせ、新たに電子図書を導入する考えであります。電子図書の導入により、いつでもどこでも読みたいときに、インターネットを通じて、本を読むことが可能となります。
また、音声読み上げや文字サイズ拡大など電子図書の機能を活用することで、視覚に障がいのある方や高齢者などにも、より多く本に親しむ機会を提供できるなど、引き続き、読書環境の充実を図ってまいります。

次に、生涯スポーツの推進についてであります。
生涯スポーツの実践は、市民の健康づくりに有効なものであり、特に、高齢者にとっては、健康増進や介護予防をはじめ、生きがいづくりにも繋がるものでありますが、近年は、コロナ禍による運動不足やストレスが心身に悪影響を及ぼす、健康二次被害が懸念されています。
このため、新しい生活様式に対応した事業の実施や、安全安心に運動・スポーツが実施できる環境づくりに努めるとともに、誰もが、いつでも気軽に運動に親しめる生涯スポーツの推進に努めてまいります。
また、全国で活躍する本市出身のアスリートの支援を行うとともに、令和元年にパートナーシップ協定を締結した「福島レッドホープス」との連携などにより、スポーツ振興による本市のイメージアップにも取り組んでまいります。

次に、文化芸術の振興と継承についてであります。
特撮文化発信の拠点である「須賀川特撮アーカイブセンター」につきましては、開館1周年となる昨年11月には来館者数が3万人に達するなど、市の内外を問わず、多くの方に来館をいただきました。特に、来館者の約7割は市外からであり、市外の多くの方々に対して、特撮文化の魅力が伝わっているものと考えております。
今後は、子どもたちを対象に、映像制作を含めた特撮ワークショップを実施しながら、人材育成を図っていくとともに、映像分野などのクリエイター輩出を目的とした事業を展開していく考えであります。
また、令和4年度は、市文化センターにおいて、全国巡回している企画展「アニメージュとジブリ展」を秋頃に開催する予定であり、多様なメディア芸術作品の鑑賞機会の提供とともに、「文化都市すかがわ」のブランディング形成を図っていく考えであります。

次に、「地域の宝創造プロジェクト」につきましては、本年度から、長沼地域の住民によるワークショップを開催しているところであり、令和4年度も引き続きワークショップを開催しながら、地域資源を再認識するなど、シビックプライドの醸成に取り組んでまいります。

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