令和4年度市長施政方針(6ページ)
政策3「安全に安心して暮らせるまちづくり」
続いて、政策3「安全に安心して暮らせるまちづくり」についてであります。
はじめに、地域コミュニティ活動の推進についてであります。
地域コミュニティにつきましては、近年、自治会加入率の低下や担い手不足等の課題が顕在化しているほか、現在のコロナ禍の影響などにより、地域住民同士の関係が希薄化している現状にあります。
また、本市の持続可能なまちづくりを維持するにあたりましては、地域コミュニティの活性化は重要な施策の一つであるため、現在、策定中の次期総合計画において、その位置付けをこれまで以上に、より明確にするとともに、その推進体制について、検討しているところであります。
今後は、町内会や行政区の活動拠点となる集会施設の整備支援に、引き続き取り組む一方で、各地域の公民館を、これまでの生涯学習拠点としての機能だけではなく、防災や地域づくりの拠点、地域にとって最も身近な行政の窓口として、更なる機能充実を図り、各地域がそれぞれの特色を生かしながら、地域づくりを推進できるよう、地域コミュニティ活動の活性化に取り組んでいく考えであります。
次に、防災・減災対策の推進についてであります。
国が進めている「阿武隈川緊急治水対策プロジェクト」につきましては、国・県・市町村が連携し、堤防整備、河道掘削、遊水地整備等の治水対策を概ね10年で実施することとしております。
市内においては、小作田橋と、雲水峯大橋の架け替えにより河川の流下断面を広げ、氾濫リスクを低下させることとしており、国は、令和4年度後半の工事着手を目途に、現在、用地調査や地元説明会等を行っているところであります。
今後、事業用地の協議や橋梁の建設、道路の付け替え等が進められるため、市といたしましても、国や関係機関と連携し、プロジェクトを推進してまいります。
次に、釈迦堂川流域の取り組みについてであります。
県では、現在、国道4号の釈迦堂川橋から西川橋までの堤防嵩上げや、流域での河道掘削や堤防舗装による堤防強化等を進めております。
本市におきましても、牛袋町地内の笹平川において、釈迦堂川合流部への排水樋門の整備と、分水路整備の延伸を進めるとともに、上流域での田んぼダムについても区域拡大を図る考えであります。
また、館取町と丸田町の浸水被害軽減を図るための西川中央公園の防災対策につきましては、地元住民の皆様とワークショップを重ねながら、施設の利用方法などの検討を進めてまいりました。今年3月には、樹木の伐採や施設撤去が完了いたしますので、引き続き、雨水貯留施設の整備を進め、令和4年度内の供用開始に向けて取り組んでまいります。
更に、西部2号雨水幹線施設の整備を引き続き進めるとともに、確実な避難行動を促すため、公共下水道計画区域の「内水ハザードマップ」についても周知を図ってまいります。
これら防災・減災対策の事業につきましては、浸水被害の軽減のため、スピード感を持って整備促進に努めてまいります。
次に、暮らしの安全対策の推進についてであります。
交通安全施設整備事業につきましては、大黒町地内の市道1523号線の歩道整備や、岩渕地区の稲田学園に接続する市道4230号線の整備が今年3月に完了いたしますので、令和4年度は諏訪町地内の市道1202号線の事業を進めてまいります。
また、そのほかの市道についても、安全な歩行空間が確保できるよう、注意喚起のサインや路側帯のカラー化などの安全対策を講じるとともに、通行車両の速度抑制対策についても取り組んでまいります。
次に、公共交通網の充実についてであります。
市内循環バスにつきましては、「地域公共交通網形成計画」に基づき、学生や高齢者などの移動手段の確保と利便性の向上を図るため、新規路線として、今年4月から「あおば町・江持方面」への本格運行を開始する考えであります。
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