令和元年度市長施政方針(3ページ)
続きまして、来年度の主要施策につきまして、「第8次総合計画」に掲げる5つの政策について、それぞれの特徴的な事業を中心にご説明申し上げます。
政策1「いきいきと人が輝くまちづくり」
初めに、政策1「いきいきと人が輝くまちづくり」についてであります。
まず、子育て環境の充実であります。
乳幼児を受け入れるための施設として拡充を進めてきた、第二保育所につきましては、改修工事が間もなく完了し、今年4月から46名増となる定員106名の受け入れ態勢が整います。また、民間の小規模保育所が19名の定員で、今年8月に開園を予定していますので、これらの施設を活用しながら、引き続き待機児童の解消に取り組んでまいります。
さらに、保育士不足を解消するため、これまでも賃金や休暇制度の改善を行うなど、保育士の働く環境の整備を図ってきたところでありますが、引き続き、潜在保育士の掘り起こしをはじめ、あらゆる機会を捉えて保育士の確保に努めてまいります。
幼児教育の無償化について、国は、少子化対策の一つとして、今年10月からの実施を計画しています。この制度では、3歳から5歳までのすべての子どもと、住民税非課税世帯の0歳から2歳までの子どもの幼稚園、保育所、こども園の利用料が無償化されます。市としても、これらの子どもたちを対象に、新たに「保育所等保育料給付事業」を実施することとし、その経費を計上したところであります。
これにより、幼小中一貫教育を推進するため、国に先駆けて29年度から実施してきた「5歳児保育料等給付事業」は、9月末で終了することとし、10月からは国の制度に移行して取り組んでまいります。
27年度から開始した「子ども・子育て支援事業計画」につきましては、第1期計画が来年度で終了となります。このため、子育て世代を対象としたニーズ調査の結果を踏まえ、「子ども・子育て会議」で議論をいただきながら第2期計画の策定を進めてまいります。
併せて、経済的に困難な環境下にある子どもたちに対する適切な支援を行うため、貧困の実態調査などを実施し、本計画に反映させてまいります。
子どもたちの放課後の居場所づくりにつきましては、現在、ぼたん児童クラブの第三小学校校舎内への移転整備を進めているところであり、今年6月の開設を予定しております。
また、うつみね児童クラブも、利用者のニーズが高く、早急な受け入れが必要なことから、阿武隈小学校敷地内に、建設工期が短縮できる軽量鉄骨造の児童クラブ館を新設、移転するための経費を計上したところであります。
これら施設の整備により、学童保育における待機児童の解消を図るとともに、児童の安全確保に努めてまいります。
多様な子育てニーズへの対応につきましては、「すくすく赤ちゃん応援事業」をはじめとする各種子育て支援施策を引き続き実施いたします。
また、新規事業として、乳幼児の睡眠中の事故を防止するため、睡眠状況をチェックするセンサーなどの医療機器を、公立保育所とこども園10施設に導入する経費を計上したところであります。
さらに、年々複雑化するケースに対応するため、昨年4月に健康づくり課内に設置した「子育て世代包括支援センターてくてく」につきましては、妊産婦や乳幼児の状況を継続的に把握しながら、利用者の目線に立った、切れ目のない支援を行っております。
今後も、関係機関と連携し、子育て世代が安心して子どもを産み育てられる環境づくりや、相談体制の充実に取り組んでまいります。
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