令和元年度市長施政方針(5ページ)
政策2「笑顔で健やかに暮らせるまちづくり」
続きまして、政策2「笑顔で健やかに暮らせるまちづくり」についてであります。
まず、地域医療体制・制度でありますが、29年4月に、公立岩瀬病院での産科婦人科診療がスタートし、今年度は昨年度よりも多くの新生児が誕生する見込みとなっております。これは、本市が安定した医療体制の整備を目指し、周辺自治体と連携しながら取り組んできた成果の一つであり、今後も、「安心して子どもを産み育てられる医療環境づくり」に大きく貢献するものと期待しております。
地域医療を守ることは、将来にわたり安全で安心して住み続けられるまちづくりを推進するうえで必要不可欠であるため、引き続き、医療機関や周辺自治体等と連携しながら、安定した地域医療体制の確保に努めてまいります。
次に、健康づくりの推進についてであります。
市民が自らの健康状態を把握し、生活習慣の改善、生活習慣病の予防、健康寿命の延伸を図ることを目的に、特定健康診査や後期高齢者健康診査、健康長寿健診などの更なる周知に努めながら受診者の拡大を図ってまいります。
また、各種ワークショップをはじめとした健康イベントなどの開催を通して、市民の健康意識の醸成に引き続き取り組んでまいります。
次に、高齢者福祉の推進についてであります。
来年度には、「第7期介護保険事業計画」に基づき、地域密着型施設として、小規模多機能型サービス施設及び定期巡回・随時対応型訪問介護看護施設を整備することとしており、高齢社会を踏まえた適切なサービスが提供できるよう、介護施設の充実に努めてまいります。
また、医療や介護関係者と連携しながら、本市の実情に即した地域包括ケアシステムの構築を一層推進し、高齢者が医療や介護が必要な状態になっても、安心して住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、引き続き、地域における支え合い、及び多職種連携による高齢者支援の体制づくりに取り組んでまいります。
特に、高齢者が要介護状態とならないよう、地域の集会所などを活用して、高齢者が主体的に介護予防に取り組む「通いの場」づくりを推進するとともに、筋力の維持向上や認知症予防効果などが期待できる市オリジナルの「ウルトラ長寿体操」の普及啓発に取り組んでまいります。
さらに、来年度は、地域における更なる運動機会の創出を通して地域交流を推進するため、集会所等に運動器具を設置するモデル事業を実施し、健康寿命の延伸とともに、地域コミュニティの醸成を図ってまいります。
次に、障がい者福祉の充実についてであります。
障がい者の社会参加につきましては、これまでも市庁舎食堂の開設や、市民交流センター内の福祉ショップ開店などにより支援してきましたが、手話が言語であるとの認識に基づき、手話を必要とする人があらゆる場面で情報を得ることができ、また、互いに支え合いながら安心して暮らすことができるよう、「手話言語条例」を今期定例会に提出したところであります。
本条例において、手話の理解及び普及に関する基本理念を定め、市の責務及び市民、事業者、ろう者等の役割を明らかにするとともに、市が推進する施策の基本的事項を定めることにより、全ての市民が共に生きる地域社会の実現を図ってまいります。
次に、福祉ネットワークの推進についてであります。
現在、「第3次地域福祉計画」の策定を進めておりますが、本計画は、今年4月からの5年間を期間としており、「第8次総合計画」の基本理念に基づいた健康福祉分野の総合計画であります。
本計画では、各福祉制度の相談窓口を一元化することで、複合化・複雑化した課題に対応できる「多機関の協働による包括的相談支援体制を構築すること」、また、地域福祉の課題を「他人事」ではなく「我が事」と考え、地域の皆様が互いに支え合うことで、「課題解決に向けた地域力を強化する施策を推進すること」を施策の柱としております。
来年度は本計画に基づき、新たに相談支援包括化推進員を配置するとともに、2020年度の包括的相談支援窓口の開設に向け取り組んでまいります。
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